2015.06.22

Movies

Christmas on July 24th Avenue 邦題:7月24日通りのクリスマス

長崎を舞台に、憧れと恋愛と結婚について悩める女性を描いたラブ・コメディ。886本目の映画投降です。

長崎の役所に勤めるサユリ(中谷美紀)は、地味であか抜けない平凡な女性で、彼氏いない歴29年の29歳。ただ、小さい頃からとある漫画に憧れ、王子様との恋にあこがれる日々。自分の住む町とよく似たイタリアの港町にたとえて「7月24日通り」を路面電車に乗って、勤め先まで通っていました。

724-christmas.jpgある日、職場の憧れの上司、譲(沢村一樹)に食事に誘われますが、そこにはフィアンセで大学の先輩、亜希子(川原亜矢子)がいました。そこで近々行われる大学の演劇部のOB会に、かつて憧れていた先輩、聡史(大沢たかお)が参加することを知ります。

聡史は亜希子の元カレで、成功して今は東京に住む照明デザイナー。OB会当日、サユリと聡史はいい雰囲気になったものの、ドレスアップして現れた亜希子と見つめあう聡史をみて、サユリは落ち込みます。

数日後、幼馴染で漫画家志望の森山(佐藤隆太)が働く書店で聡史のサイン会が開かれ、そこでサユリはなんと聡史にデートに誘われて完全に浮かれモード。雑誌やメイク道具を買い込み、モテ女を目指してひとり研究を始めます。

幼い頃から少女漫画に親しみ、実際の恋愛経験の無い女性がリアルな恋愛に巻き込まれるラブ・コメディです。

実際問題、恋愛相手に対する憧れや夢物語は、誰しもが経験し通り過ぎてゆくのですが、それが大人になっても恋愛未経験となると、話は少々ややこしくなります。

つまり、憧れと現実の折り合いと言いますか、いわゆる「恋に恋する」のではなく、実際に目の前にいる相手に恋をする、いやそれならもしろ話は簡単で、本作の場合はその区別もつかないままにお話が展開してゆくので、傍観者である私などは、「いや、それは恋じゃないでしょう!」と、思わず突っ込みたくなる。

その辺はドタバタ、あるいは劇画タッチのコメディで乗り切って、なんとか話は展開してゆきます。

個人的にはヒロインの中谷美紀がピンと来ないし、本作での大沢たかおにも感情移入できないまま、エンディングへと進んでゆきます。

ただ本作を観ると、恋って一体なんだったっけ?という、根本的なところの疑問に立ち戻ってしまうのは、ある意味本作の狙いなのかもしれません。

個人的には、下手なキスよりぎゅーっと抱擁のほうが感情表現としては絶対いいと思うのですが、女性狙いかはたまたハリウッド・アレルギーか・・・まあ、テレビレベルの村上正典ですな。

NGレベル放置の作品ですが、「クリスマスの奇跡」の上澄みだけでもお二人でお楽しみください。

出演:大沢たかお,中谷美紀,佐藤隆太,上野樹里,阿部力,劇団ひとり,川原亜矢子,沢村一樹,YOU,小日向文世

監督:村上正典 2006年

原作:吉田修一

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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