2015.10.31

Movies

Every Which way but loose 邦題:ダーティー・ファイター

ストリート・ファイトをしながら恋人の後を追って旅をする男が巻き起こす騒動をコミカルに描いたロード・ムービー。894本目の映画投稿です。

アメリカ大陸を股にかけて長距離トラックを転がすファイロ(クリント・イーストウッド)は、喧嘩がめっぽう強くてストリート・ファイトで小遣い稼ぎをしていました。

Every-Which-Way-But-Loose.jpgトラック仕事を終えてロスに戻ったファイロは、翌日のファイトの準備運動を済ませ、親(ルース・ゴードン)とオービル(ジョフリー・ルイス)の待つ家へ戻ります。

ケンカ・ファイトで見事に勝利したファイロは、なじみの店で歌っている美人歌手のリン(ソンドラ・ロック)に出会います。歌い終わった彼女は、ファイロのところにやってきてビールをねだります。仕事とケンカに明け暮れていた彼は、たちまちリンに惚れてしまいます。

その日から毎晩、彼女のステージが終わるのを待って自宅まで送っていたファイロは、彼女にちょっかいを出したチンピラを叩きのめしますが、それが暴走族のメンバーだったため彼らから恨みを買うことになります。

そんなある日、ファイロになんの断りもいれずにリンは旅立ってしまいます。ショックで荒れたファイロはロス警察の警官を叩きのめしてしまい、リンの後を追って旅立ったファイロとオービルの後を、警官と暴走族も追うことになります。

ハリー・キャラハンが寡黙に暴れまわるダーティー・ハリーが大当たり。シリーズも3作を過ぎ、ハリーのキャラとは異なる「男」を演じた作品。ハリーのシニカルではないコメディ・タッチの展開がいい感じ。

ヒロイン演じるのはソンドラ・ロック。2年前の「アウトロー」で共演して以来、プライベートでは恋人同士の二人の共演ですが、演技の方は・・・。一応、C&Wの歌手の役なのですが、明らかにギター弾いてない。いや弾けないならそれっぽい格好だけで、マイク握って歌えばよかったのに・・・歌も微妙なので、もしや監督か製作がイーストウッドかと思いきや、そうでもありませんでした。

個人的にはうんともすんともですが、彼的にはお好みだったのでしょうね!

タイトルはあまりに商業的かつ短絡的。ほかにつけようがなかったんかい!

オランウータンやルース・ゴードン、その他警官役や暴走族役の名演に助けられた作品でした。

クリント・イーストウッド,ソンドラ・ロック,ジェフリー・ルイス,ビヴァリー・ダンジェロ,ルース・ゴードン,ウォルター・バーンズ,ロイ・ジェンソン

監督:ジェームズ・ファーゴ 1978年

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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