フェリックス・メンデルスゾーン 交響曲第3番 イ短調 Op.56 「スコットランド」(1842年)

2007年2月14日 14:26 | CLASSICS | コメント(2)

かのワーグナーをして「彼は音による第一級の風景画家だ」と言わしめたメンデルスゾーン。そんなメンデルスゾーンの残した5曲の交響曲のうち最も有名なのがこの3番「スコットランド」です。「スコットランド」という表題付きのこの楽曲は、彼のスコットランド心象が全編を通して表現された美しい曲となっています。

sckotland.jpg

寂しくも美しいその風景、荒涼とした古城、女王メアリー・スチュアートの悲劇。彼のヴァイオリン協奏曲同様、4楽章が切れ目なく演奏されるこの曲は、彼の心象を描いた一大幻想曲となっています。全楽章がソナタ形式という保守的な構成でありながら、第二楽章がスケルツォ風、第3楽章がアダージョと、当時としては珍しい試みがなされたいます。ホリドールの古城で思いついたといわれる幻想的な序章で始まる第一楽章、スコットランド風のヴィバーチェ第二楽章、この上なく美しいアダージョ、そして輝かしくもどこかしらに悲しさを秘めた終楽章。

彼の交響曲の特徴は、木管楽器の使い方にあるといわれています。それが、壮大な自然を描きながらその美しさの中に物悲しさ、儚さを演出しています。この曲は、メアリー女王の子孫にあたるヴィクトリア女王に献呈されたそうです。十八番で言えば、アバド指揮ロンドン響ですが、ショルティ指揮のシカゴ響も、この曲の持つしなやかさと生命のエネルギーを感じる名演です。

この曲が完成した翌年の1843年、ライプツィヒ音楽学校を創立、自ら校長を務めながらピアノと作曲の教鞭をとります。しかし4年後の1847年、脳卒中により38歳の若さでこの世を去ります。

men3.jpg

アマゾンでもっと詳しく!

コメント(2)

メンデルスゾーンといえば、ヴァイオリン協奏曲の出だし?のイメージが強すぎて、つい最近までじっくりと交響曲を聴いたことがありませんでした。
改めて聴いてみるととても良い曲ですね。特にこの3番は。
ちなみに1枚目はクレンペラーを先般購入したところです。

一魚一会さん、こんにちは。

メンデルスゾーンは、まさにロマン派を地でゆくような、ちょっとセンチすぎかなという感じが無きにしも非ずですが、ちょっと疲れてるときとかいいですよね、たまには。

4番の「イタリア」もいいです。これはまたいずれ御紹介しますね。

写真サイト

That Sunday That Summer

That Sunday That Summer

アイテム

  • skyfall.jpg
  • babettes_gaestebud1.jpg
  • nekozamurai.jpg
  • speed.jpg
  • taxi.jpg
  • iron_man_2.jpg
  • logo_tsts2.jpg
  • superman.jpg
  • RighteousKill.jpg
  • TheRookie.jpg

携帯サイト

BOSS's Column
BOSS' Column for HP
BOSS's Column for SmartPhone
BOSS' Column for SmartPhone
That Sunday...
That Sunday,That Summer for HP

Powered by
Wonder-mix Movable Project

facebook

サイト内検索

月別アーカイブ

Copyright © BOSS's COLUMN. All Rights Reserved.