2004.09.13

F1 & Cars & Bike

F1イタリアGP "The Ferrari Day "

F1GP第15戦が12日(日)イタリアのアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ、通称モンツァサーキット、一周5.793kmを53周して行われました。伝統のこのレースは、地元フェラーリの1−2という、まさに「フェラーリの祝日」でした。ポールポジションのバリチェッロと3番手スタートのシューマッハでしたが、スタート直後には絶望的な状況になりました。ハーフウェットからドライに変わってゆくコース状況の中、バリチェロはドライタイヤへの交換のために早いピットインを強いられ、シューマッハはスピンで15位まで落ち、苦しい序盤となったのです。

しかしフェラーリはそこから反撃を開始。No1ドライバーをしのぐ最速ラップをたたき出したバリチェッロは変則3ストップという奇策も駆使しキャリア8度目、モンツァでは2度目の優勝を飾り、終盤「赤い皇帝」の名に恥じぬステディな追い上げを見せたシューマッハと並ぶようにしてゴール。チームには願ってもない1−2フィニッシュで地元のレースを飾りました。

3位には「大英帝国の貴公子」J.バトン、4位には佐藤琢磨が入り、B・A・R Hondaはコンストラクターズ・ポイントでルノーを上回り2位に浮上しました。

***J-P・モントーにギアボックストラブル*** ウィリアムズ5位に終わる。

イタリアGP決勝レースでBMWウィリアムズF1 チームは、モントーヤが5位、ピッツォニアが7位に入り、そろってポイントを獲得しました。しかし、BMWディレクターのM.タイセンはもっと上を狙えたと不満げ。「ラップタイムを見ると、もっと良い結果を残せたのではないかと思う。表彰台に上がれるポテンシャルがあったはずだ。(中略)」しかし、エンジンに厳しいといわれるモンツァで各チームともメカニカルトラブル少なく終了したことは、各社のエンジン・ポテンシャルがイコールコンディションに近づいている証拠といえ、エンジニアに突きつけられた課題は、さらに厳しいものになるといえるでしょう。3番目に速いラップタイムを記録したピッツォニアでしたが、レースはこのイタリアGPが最後になるかもしれません。中国GPからはラルフ・シューマッハが復帰すると見られているからです。モントーヤに一言、「もっと冷静に!」

次回は、9月26日 中国GP(上海インターナショナル・サーキット)になります。暴れる琢磨が見られるかも・・・

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