2005.08.16
「物事の本質とは近くて遠い、故郷のようなものなり・・・」
WAVE &「イパネマの娘」by ANTONIO CARLOS JOBIN (1968 & 1963)
今日はお盆休み明け2日目。昨日はというと、夕方から田舎で30年ぶりの高校の同窓会があり、100人ほどのかつての学友や恩師の先生方が集まって、久しぶりの再会に昔話の花を咲かせておりました。私自身は午後から納品があったものですから、仕事を済ませ夕方になって急いで帰郷し、記念撮影にぎりぎり間に合った次第です。みんな学舎を巣立ち、それぞれの生き様をがむしゃらに生き抜いてきて、それなりのポジションと歴史を刻んでこの年になると、妙にそんなメインストリームの切った張ったとは違った人間関係を求めてしまうというか、懐かしさだけではなく、しみじみとしたものを感じます。単に私が田舎ものだからですかねぇ???
そんなわけで今日が「だいありー」再開1日目になります。今日は社内で、「ユーザビリティ」と「アクセシビリティ」そして「SEO」のお勉強というか周知会みたいなものをやりました。それぞれアプローチは異なるのですが、ある意味「Webサイトの本質とはどうあるべきなのか」という命題みたいな部分では共通していますので、一度にやったほうがフォーカスが絞りやすいのかと・・・誰ですか?安直な経費削減などと言っているのは・・・
えーっと、お盆休みですか?1日は休みました。14日の日曜日。もちろんお墓参りもしました。つまり相変わらずあわただしい毎日です。で、今日ふと見上げた空の雲がなんか秋めいてるような気がしたのです。もちろん日中は30度を越える猛暑でしたが、どこかでこっそりと確実に夏が過ぎ去ろうとしていています。それであわてて、ジョビンのWAVEとイパネマの娘というアルバムです。実はまた順番間違えまして、前回のA.F.より今日の A.C.Jのほうが先だったのです。
アントニオ・カルロス・ジョビン。ジョビンといえばボサノバ、ボサノバといえば夏。というか、ブラジル音楽とJAZZの間に生まれた音楽なので、勝手に夏の音楽と思っているだけで、別に真冬に聞いても支障はないのですが・・・小難しい話をすれば、時代は60年代、それまでのさまざまな音楽や文化がいわゆるグローバル化を果たした時代だったのですねぇ。東西冷戦が進むにつれ、イデオロギーは世界を2分し、言い換えればどちらに属するかという選択肢に立ち、(その意味でグローバルという意識が出来たと思います)またポピュラー音楽などが国境を越え言葉を超え共有されるようになりました。そしてフリーなどそれまでの伝統から乖離し始めたJAZZもコマーシャリズムによって、夜の場末から真昼間のステージに引きずり出され、そんな中で同じようなブラジルの夜の酒場の音楽との間に生まれた混血の美女が「ボサノバ」だったのです。(たぶん・・・)そして、この時代のボサノバを一気に大衆化したブラジルの立役者がこのジョビンであり、ジルベルト夫妻であり、一方ではスタン・ゲッツやジュリー・マリガンその他60年代の JAZZメンたちでした。(おそらく・・・)今夜のこのアルバムは、なぜかジャッケットにキリンが出ているWAVEというアルバム。(アフリカではなく南アメリカ???)アルバムタイトルでもあるWAVEを初め、ジョビンの傑作が並んだアルバムです。また「イパネマの娘」のほうはアメリカデビュー作ということで、ストリングスとのマッチングがとても美しいジョビン作ボサノバアラカルトなアルバムです。当時は当たり前だった一発テイクではなく、多重録音ということ自体が鳴り物入りでもあり、ジョビン自身がピアノとギターを重ねたりしています。夏が過ぎ去ってしまう前に、コロナでもちびりながらセナの故郷に想いをはせて・・・
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どこかで聴いたことがある曲
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