2005.09.15

COLUMN

「人は動かじ」

The Scene Changes The Amazing Bud Powell (1958)

今日は朝から市内某所にて「情報化推進担当者講習」。約40名の受講生の皆さんを前に、夕方まで喋りっぱなしでした。夜は夜で、夜間の講習があるのですが、夕方30分ほど時間ができたので本日始めての出社。メールは昼間モバイルでチェックしてあったので、提出書類のチェックやら今日受注した大型案件の事前調整にその他案件の進捗状況のチェック。そのまま夜間の講習に入り、9時過ぎには昨日に引き続き市内某所のお客様を訪問。とんでもない時間にすいませんでした。今日は昨日とは違うシステムの最終調整。無事本番環境テストを終え、再度帰社。明日の講習の準備などをして帰宅したのは11時過ぎでした。今週も山場を越えましたが、肉体的にはとうに疲労の山場を過ぎていて、正直疲労がこってりと溜まっています。もはや精神力と言うか、気力で動いていると言う感じ。こんなときはつまらないミスをしでかすものです。「私のミスは、会社のミス」注意!注意ですね!明日一日、何とかやり過ごせば、明後日は少し楽になります。3連休も目前ですが、日曜日は数時間の出張講師。休みたいなー・・・来週は、予定ぐすぐすで行こう!

さて、いきなりですが社長と言うのは会社の顔であり、社長が笑っていれば会社は笑っているということ・・・かな?これは、外部と言いますか、あくまでお客様に向かっての話です。「内弁慶」なる言葉がありまして、まあ外面はいいけど中では・・と言う意味でしょうか?私自身はつねづね社外だけでなく、「社内でも社長は会社の顔」、あるいは「皆の鏡たれ」と思っています。かの帝国海軍司令長官の山元五十六元帥の言葉に、「やって見せ、言って聞かせて、させて見て、誉めてやらねば、人は動かじ」と言うのがあります。まず最初にやってみせる。つまり社長の立ち振る舞いが、社内あるいは社員の言動をおのずと規定してしまうと思っています。これは社長だけでなく部下を持つ上司は共通でしょう。たとえばこんなことはして欲しくないと思うことは、自分は決してやらない。こうして欲しい、こうあって欲しいと思うことを自ら率先して行う、普段からそう心がけています。(えらいねー!)

うちの会社は小さな会社なので、社内の清掃は毎週月曜日の勤務時間前に全員が早出してすることにしています。(面接の方々、ご注意を!)これはもちろん経費節減という意味もあるのですが、自分たちが1年のうちの半分近くをも過ごす、つまり暮らす空間を自らがしかも全員で協力してきちんと整えることで、仕事だけではない色んなことが見えてくると思うし、物だけにとどまらず一緒に働く仲間たちを大切にする心も育つのではと勝手に思っているのです。その間、社長はどこにいる?トイレにこもっています。(笑)実はここが私の担当なので・・・つまり、月曜日の9時前にうちの社長に会われたい方は、トイレに行けば片手にブラシを持った社長に必ず会えます。私のモットーその38(?)「トイレが汚い会社は繁盛しない」(かも?)

今夜のBGMは昨日に引き続きパウエルのピアノトリオ。「Cleopatra's Dream」という曲で一世を風靡した「ジ・アメイジング バド・パウエル」という全曲彼のオリジナルのアルバムです。昨日のモノラル録音と違ってこれはちゃんとステレオ、しかも原音がマスターテープで彼のピアノのその強靭なタッチをしっかりと聞き取ることが出来ます。リズム隊は、ポール・チェンバースにアート・テイラー。ハード・バップのピアノトリオの最上のお手本です。彼のピアノを聞いてると、「ああ、ピアノって打楽器だったんだ・・・」と思ってしまう。もちろんがんがん弾いているのですが、その音の狭間から彼独特のリリシズムというかロマンチシズムがこぼれ落ちてきます。ピアノを引きながら、「ワーワー」と叫んでる(歌ってる?)彼。ピアノを弾いている人とは別人と思える、ミスタイミング。どうやってあんなふうにうめきながら、片方であんなピアノが弾けるのか。それだけでも、考え始めると眠れなくなります。「ピアノ命」の彼の横顔、そしてハードバッパーピアニスト達の原点パウエルの生粋のハードバップ。自称JAZZファンなら必須ですか・・・?

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