2005.10.21

COLUMN

「リーダーの役目」

SAXUALITY by Candy Dulfer (1989)

巷ではLivedoorの「ホワイトナイト」や「TOB」で賑やかな週末の一日になりました。朝から新規案件でお客様を訪問。戻って議事録の整理。午後から関連会社さんと企画内容の打ち合わせ。来客ありの戻れコールをうけて帰社し、訪問いただいたお客様と打ち合わせ。別の重要お得意先を訪問し、遅れていることのお詫びやら、あれこれ新規の打ち合わせ。別の納品にお伺いし、ついでに不具合の対応。夜はWebデザイナー講習で、今日はボタン作成あれこれでした。本当に1週間があっという間、どんどん短くなってきてます。いつか対数的に短くなってしまって、ついにブラックホールに吸い込まれるのではと不安になったり・・・しませんか?

先日、トヨタの奥田会長が最近の話題に触れた記者団の質問に、「株価が急に上がったら、何が起こっているのか真実を確かめ、それに対して備えることは企業トップとして当然やるべき事云々・・・」と発言されていました。はー、さすが妙を得たり。出来事のいい悪いの判断渦巻く中で、いろいろと力関係などもあるでしょうが、さすがに奥田さんらしい発言だなというか、はやり日本屈指の企業のTOPは視点が違うなというか冷静な判断というか、若輩ものの私は改めて感心した次第です。「トヨタさんのすごーいこと」については、またいずれお話します。

ここで、昨日の方向指示器のお話に戻るのですが、前述の話というのはさしずめ、いつもは必ず渋滞になる交差点なのに、今日に限ってなぜかすいすい。調子がいいと単純に喜んで、何故すいてるのかを確認もせず、行ってみたら工事中で行き止まり。他の人たち(他社)はそれを事前に知っていたから、その道を選ばなかっただけ。かくして○○会社御一行様は、ずるずると列をなしたまま、後ずさりするしかないと言ったところでしょうか?

昨日は、その道を曲がることは計画済みで、しかも事前に後続に周知することは、管理者の指導という行為としてとても大切だというお話をしました。でもこのお話の本論は、社長あるいは部下を率いる方はすべからく、到達すべき目的地、その手段、方法(経路)、到着予定時間、途中のマイルストーンなどを「事前に」具体的に計画し、きちんと関係者に示し、関係者全員に理解してもらう努力をしなければならないということです。しかも、それでもなお不測の事態に対するオプションを持っておく必要がある。これが組織あるいは集団を率いるものの、最も基本的な役目であると思うのです。あっ、なんだか社員からその辺のことについて質問の嵐がきそうなので、今日はこの辺にしておきます。

今夜も結構新しめ、バブル全盛の1989年のダルファー姉ちゃんのソロデビュー「SAXUALITY」なるアルバムです。昨日のBOTTIに続き美形のサクサー、Mu....Sexual。最初に聞いたのは、1曲目の「Lily Was Here」。J-Waveの開局5周年記念アルバムの一枚から。ちなみに、当時はまだ「SmoothJazzサイト」なぞありませんでした。なんたってMs-DOSの時代ですよ!で、このアルバム、全曲を通してファンキーかつパワフル。でも、全く泥臭くはなく、たとえばプリンスの粘り腰というか、都会的なセンスに溢れています。ダンサブルあり、ヨーロピアンチューンあり。しかも明らかに、サンボーンよりも(曲に)色気があります。コンテンポラリーJAZZファンには是非のお勧め。

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