2005.11.30
「Webサイトは、一輪の薔薇の花」
OPEN SESAME by Freddie Hubbard (1960)
今日は月末、30日です。11月も終わりですね、昼間も結構寒かった。薄めでもコートなしでは歩けませんねぇ。日中は4件の顧客訪問、駆け足で申し訳ありませんでした。4件とも上得意様ばかりで、今日もみなさん次のお仕事のお話をいただきました。ありがとうございます。夜はWebデザイナー講座でした。今日の御題はCSS。「紀香先生」みたいに、黒板をチョークでバチッとやりたかったのですが、相手はホワイトボード。緊迫した2時間、相変わらずテキスト無視です。夕べは遅くまで読書をしていたので、今日はかなり眠いのですが、がんばって投稿しなければ・・・
今日、顧客訪問の道すがら思ったことは、私たちの仕事、特にWebサイトはキックオフした瞬間からすでに陳腐化が始まってるのかなということでした。ご存知の通り、Webを取り巻く環境は日々進化しています。デザインテイストや情報の取り扱い、HTMLやCSSなどの言語、ブラウザの進化、ブログなどに代表されるトレンド、検索エンジンのチューニングやインフラの高速化などなど。1ヶ月もヒマラヤあたりを彷徨っていたら、もう化石のような気がすることでしょう。しかもうちでは社員さんに「半年前と同じことをしてるものはうちには必要ない!」などと叱咤激励して、技術の向上も推奨いや必須(!)ですから、個人そして会社として世に出てゆくものもどんどん進化している(はず)。ということは・・・キックオフから6ヶ月後にオープンしたサイトって、その時点でもう陳腐化してる・・・?
自社の制作実績を過去にさかのぼって見てゆくと、決して古臭いとか陳腐化しているとは思えず、なんだかさすがだななどと自画自賛してしまいますが、さまざまな部分で最新トレンドに沿っていない部分があるのは致し方ないことです。ただし、最新技術だからと言って安易に取り込むのではなく、私たちが求めるものは現時点から近い将来に向けての最適なwonder-MIX。もちろん、新しい酒に見合った皮袋を用意することです。
ただ、よーく制作の流れを考えてみると、この辺の仕様というのは、初期段階の企画・設計フェーズでほぼ固まってしまう。で、2週間後にオープンしようが6ヵ月後にオープンしようが、同時にスタートすれば、片方はすでに6ヶ月前のベストエフォートとなってしまうのです。もちろん、更新やプチ・リニューアルなど、サイトを永くいい状態に保つことは必須ですが、やはり着手時に切り出された一輪のバラ。水を替えれば長生きしてくれますが、やはりそのときから陳腐化は始まってしまっている。じゃあこの際、最初からドライフラワーでどうか?いえいえ、冗談はさておき、着手したら一日も早くお納めできるよう、さまざまな決め事や手順を常に見直し、「一番絞り」でお客さまにお届けすべく、社員一丸です、いいですか皆さん!
今夜は、フレディの初リーダーアルバム、その名も「開けゴマ!」。フレディといってもエルム街でもボヘミアン・ラプソディでもありません。かつて、マイルス病の反動で、ブライトな音色のトランペッター探しをしていたときに出会った、60年代トランペッターです。初リーダー作とは思えない堂々とした演奏は、ティナ・ブルックスのテナーのどっしりとした演奏と彼の音色との相性もあるのでしょう。フレディの若々しく、みずみずしいバラード・プレイも素晴らしいんですが、1曲目のタイトル曲など、時代がハードバップからファンキーへと移り変わるその変化をしっかりと捕らえた、ある意味「これだけでもJAZZ」の名演です。