2005.12.20

COLUMN

「A列車で行こう!」

EMPYREAN ISLES by Herbie Hancock (1964)

えーっと、今日は火曜日(正確にはもう水曜日)です。月曜日は企画したりあれやこれや。うちは12月で半期なので、いろいろまとめもしなければなりません。週の初めにしてはわりと静かな一日を過し、夜は夜行列車にのって一路「花の都東京」へ。普段なら上京には航空会社のお世話になるのですが、早朝からの会議には朝一便でも遅いということもあって、「サンライズ瀬戸」で上京することになりました。

実は小学生の頃、親父が国鉄マンだったこともあり、かつての3段ベッド(2段ベッド?)の瀬戸で東京に観光旅行に行ったことがあったのですが、寝台列車というのはそれ以来。期待と不安を抱きながら乗り込みましたが、ベッドから起き上がると頭をぶっつけるような往年の瀬戸とは全く別物。ちゃんとした個室だし、某ハウスメーカーがやったという内装もなかなかきれいでした。巾が2m近くある窓にも感激しましたが、夜行ということで景色を楽しむわけにはいかない。でもまあ、これだとヨーロッパ横断旅行みたい!という気がしないではないのですが、残念ながらビュフェはなく、持込のスーパードライにハイチュー(ヨーグルト味)で一夜を過しました。



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思えば、寝ている間に長距離を移動するというのはとても合理的な話ではあります。音速を超えて移動する飛行機というのは、絶対に体内時計に悪い影響を与えるというのが私の持論ですし。なんか違った意味で、自分の行動がすごくアナログな気がして、読書をしながらちょっと悦に入ったりしてました。あえて気になったのは、常夜灯が明るすぎて、これじゃ眠れん!というのと、私には枕が小さすぎて、頭に血が上るような気がしたことですか・・・

早朝より渋谷某所で案件会議。社長以下、関西人でびっくり。社長、べたべたの関西弁でっせ! いやいや、どうかよろしくお願いいたします。お昼は勝手知ったる代官山で和食をご馳走になりました。帰りはさすがにJALのお世話に。いえ明日9時から、お客様のところでプロジェクト会議なもので・・・しかしうちの社長はよく働く!戻ってその足で、24時間稼動中のお客様を訪問。システムの稼動状況を確認し、あれこれ雑談して、帰宅したのは11時を回っていました。というわけで、今日のブログは2日分、しかも日記風で終わらせます、すいません。社長も、疲れました・・・

今夜はハービー・ハンコックの「EMPYREAN ISLES」です。正直、ジャケ買いです。ハンコックはこのアルバム録音の1年前にマイルスの黄金の60年クインテットに参加、ヨーロッパツアーでマイルス・トレンドを身につけ、知ってる人は知っている名盤「My Funny Valentine」で、うっとりしすぎて心臓が停止してしまうようなピアノを聞かせたり、同時録音の「Fore & More」では、コールマン、トニーと炎のクロスファイアーを聞かせてくれます。で、このアルバム、どちらかといえばお目当てはハバードだったのですが、結果的にはその通りになってしまいました。このペアは翌年、前回紹介した「処女航海」という名盤を世に残すことになるのですが、この段階ではまだまだ実験の域を出ていない。(すいません、順番が逆になってます)そう思うと、やっぱりコールマンとトニーは偉大ですねぁという、私にとってはちょっぴりトホホなアルバムでした。したがって、ハンコックのコアなファン以外はお勧めしません。ただし全曲彼の手になる演奏からは、彼の作曲家としての才能を垣間見ることは出来ます。で、眠いのでそろそろ寝ます。


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