2005.12.27

COLUMN

「マスクをすると、次の時代がよく見える。」

FOUR! by Hamton Hawes (1958)

朝起きると・・・ノドガイタイ・・・。やってしまいました扁桃腺炎。何ヶ月かに一回はやってきます。土曜日あたりからちょっとおかしかったのですが、まあ治るだろうと思いきや一気に悪化。朝一番でいつもの耳鼻科へ。涙を流しながら薬を塗ってもらい、吸引。お薬をもらってようやく出社。疲れからですが、ウィルスにやられてることは確かなので、人にうつさないよう保湿もかねてマスクを購入。そんなわけで、今日は一日マスクマンで、事務所でおとなしくしていました。来社いただいた皆さん、失礼しました。お電話をいただいた皆さん、聞き取りづらくて申し訳ありませんでした。こういう時、メールって便利ですねぇ。さもぴんぴん元気そうに要件を伝えることが出来ますから。定時には、ばしっと退社しました。

昨日ちょっと触れましたが、セブン&アイの話、考えてみるとすごいことですよね。業態を超えた大合併です。他にも、薬の卸業界もさまざまな環境変化を受けて大合併してますよね。一方では武田薬品は、コアビジネスに特化すべく、医薬品関連のみに経営資源を集中するらしい。普段の私たちの生活の中では気づかないことが、実は回りではドラスティックに起こっていて、ある日突然「えっ、いつからそうなったの?」なんて浦島太郎状態になりかねない。日常の瑣末なことに追いまくられていても、よその業界、規模が違いすぎるなどど目をそらさず、私たちの周りで起こっていることにしっかりとアンテナを張っておくことが、現代のような変化が激しく、予測が難しい時代には余計に肝要になりますね。

そういう意味では、今話題となっている公共放送のありかたというものも大事ですし、新聞というメディアの価値や意味もしっかりとあるはず。客観性といいますか事実を重んじるといいますか。テレビの報道番組とは異なった、いわば現在進行形の辞書のような役割。その平べったい事実報道の山の中から、私たち自身が推論し、仮説を構築してゆく。それがもしかすると敵対環境の中での彼らのコアコンピタンスかもしれません。まあ、Yahoo!が腕利きの編集陣をそろえ、その歴史を積み重ねるか、ヘッドハンティングしてしまえば、もしかすると一気に形勢は変わるやも知れませんが・・・(ネットのニュースって誤字脱字だらけだって知ってました?)

今夜も引き続き、ハンプトン・ホーズ。1958年録音のこのアルバムには、いつものトリオに加え、バーニー・ケッセルのギターの入ったカルテット。アルバムタイトルはずばり「FOUR」って、何も考えてないってこと? コンテンポラリーさん! ジャケットがまた奇抜ですなぁ。4人が今は懐かしのパーシモンをそれぞれ勝手に振り回している。「あぶないでんがな・・・そんな近くで振り回しよったら・・・」さてプレイのほうは危なっかしさもなく、パンパーンといった感じのブロックコードによく跳ねるホーズの右手、ケッセルのブルージーなギターにシェリー・マンの軽快なブラッシュワークということで、渋めではありますがオーソドックスな、これまた正統派ジャズとなっています。彼のピアノもこの頃になると、パウエルを卒業し、彼らしい演奏になっているような気がします。好物は6曲目の「LOVE SOMEONE IN LOVE」。まっとうに、おいしいですよ!

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