2006.01.11

COLUMN

「すべてはコンセプト・メイキングから始まる」

DIPPIN' by Hank Mobley (1965)

今週は月曜日が祭日でしたので、2日目にしてもう週半ばです。寒い日が続き、風邪が流行っているようですね、皆さんご注意を! うちも1名、戦線離脱の模様。なんとか難を免れている私は、午前中は自社企画関連で知り合いの企業様を訪問。どうかよろしくお願いいたします。午後からは社有車で県外出張。がんばって制作いたしますのでご期待を! 戻って企画書2件作成し、その他雑用あれこれ。自社ポータルも着々とリンク先が増えつつあり、おもしろいコンテンツも揃いそうです。うちでは「すいすい帰ろう、水曜日!」はやっていませんが、社長は早々に退社いたしました。

今日のお客様とのお話から。やはりサイトの効果はすごいですね。その目的を明確にすればするほど、確実にターゲットに訴求できます。「つぼにはまった」って感じです。もちろん従来の紙ベースの有効なシーンはあきらかにあるわけですが、ターゲットが限定され、なおかつ広範囲な情報流布が必要だというような場合には、Webサイトの効果というのは目を見張ります。とりあえずドメインだけ広報すれば、あとはどんなに沢山の情報でもすばやく更新しながらリアルタイムで必要な人に届けることが出来ます。しかもユーザがアクセスしてくるということは、こちらから資料を配るのではなく、取りに来ていただいているということ。角度が違いますよね。で、大切なことはやはり「コンセプト・メイキング」です。特に従来のチラシの役目を超えた、複合的な機能を持たせる場合、この「コンセプト」如何で結果には雲泥の差が出ます。

実は、この辺の「ストライクゾーン」を最もご存知なのは、長年その業界でがんばってこられたお客さま自身なのです。私たちはその決め場所をしっかりとお伺いし、またこれまでの私たちのお客様を通しての成功体験などを参考にしながら、いまだ曖昧模糊としている決め場所を特定するお手伝いをさせていただく。これが、私たちの行っている「ヒアリング」〜「コンセプト・メイキング」フェーズです。ただのWeb制作代行業者ではなく、お客様の「困った」をしっかりサポートできる、そんな「ご近所のコンサルティング会社」を私たちはこれからも目指してゆきます。

今夜は、モブレイのリーダーアルバム最後の一枚、「DIPPIN'」です。このアルバムが録音された1965年といえば、アメリカが北爆を開始しマルコムX暗殺、日本では朝永さんがノーベル物理学賞を受賞した年です。JAZZ界では、ハードバップがマイルス・ブレインらによる「新主流派」や、「ファンキー」「ボサノバ」「フリーJAZZ」などへと分化し、70年代を席捲するロックやファンクなどとの接近も始まろうとしていた頃でした。彼は60年代に入ると「ファンキー」路線を歩むことになり、そんな「ファンキー・モブレイ」の代表作がこのアルバムです。2曲目の「RECARD BOSSA NOVA」は当時大ヒット(したそうです)。JAZZ喫茶にいくと必ずこの曲のリクエストが入っていて、嫌気が差したオーナーの中には「うちにはありません!」と断るところのもあったとか。確かに今聞いても、軽快で明るくてウキウキ。「JAZZ」というなんだか暗ーくてジメジメした雰囲気は皆無、思わず「ファンキー!」と叫んでしまいます。ペットはJAZZロックのブライトニングには欠かせないブラウニーの再来リー・モーガン。ジャケットもリード・マイルスむんむんのこのアルバム、ひろーく、ひろーくいろんな方にお勧めです。

dippin.jpg

ここで視聴できますよ!

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