2006.01.26

COLUMN

「法には触れてはいませんが・・時間外取引 いや時間外業務」

AT THE VILLAGE VANGUARD by John Coltrane (1961)

午前中は面接を一件。あれこれ雑用を済ませ、午後からお客様を訪問して、新規案件の要求定義のヒアリング。きちんとフォーマットにすると、それほど難しくもなさそうです。もう一件お客様を訪問して帰社。企画やら計画やらをしてると、もう夕方になってしまいました。夜は定例の営業会議。その後、下期に向けての営業戦略会議。会議名は勇ましいのですが、中身は反省ばかりなり。しかし、「反省無き者に向上はなし」ですから。戦術レベルのスキームを決めて終了。とにかく毎日の積み重ねですよね、チーフ。今日は外部拘束がないので早くに帰宅しようと思っていたのですが、結局いつもどおりの遅い定時でした。

さて今日はブログのお話を。といっても、この「BOSS's Column」について。このブログは自社のドメインの下にぶら下がっています。自社のサイトは、社内においてあるサーバで運用しているのですが、このブログはまた違う筐体にセットされています。まあ、いずれにしても社内の会社資産で運用されており、電気代も通信費も経費になっています。ということは、これははっきりと業務使用なのであります。

だから一日の業務内容を掲載し、その日に思ったり感じたりした仕事に関することをつらつらと書いております。えっ? 黒豹は関係ない? た、確かに・・・いや、弊社の社長の悪癖を理解いただくための公開コメントでして。じゃあ音楽話は? えーっと、

「掲載していることは事実ですが、犯罪だとは思いません。」

だめですか? そうですねぇ微妙ですねぇ。でも、毎日このブログを読んでいただいている方はもうお気づきだと思いますが、私のブログは一部の例外を除き、だいたい夜中に書かれています。これは、「その行為を犯罪だと認識しているゆえだ」などと責めないでくださいね。昼間は社員さんたち、みなさん一生懸命働いてもらってる。その隣で、へらへらとブログを書くのは、それこそ犯罪だという認識なのです。(社長、偉いっぞ!)

うちの社員さんもブログを書いているのもご存知の通り。彼らは就業時間中でありながら、仕事とは関係のない内容の投稿が多いのですが、それは内容如何ではなく、個人の思いや考えを文章にし、公共の場にあらわにすることが目的なので、内容は問わないのです。まあ、あまり仕事のことをべらべら書いてもらうと、明日からぱったり仕事が来なくなっても困るし・・・(笑)

前にも書いた事があると思いますが、これらのブログはお客様に、仕事を任せた「わんだーみっくす」って会社にはどんなことを考え思っている人たちが集っているのだろう。もっと言えば、「わんだーみっくす」ってどんな会社なんだろうという素朴な疑問に対する、ひとつの答えでもあるのです。そして、私も社員も「素」で書いています。よかれ悪しかれ、これが「わんだーみっくすの真実」なのです。(怖わー!)

そういう目的を達成すべく運用しているものですので、まあ業務上横領には当たらないかと・・・一応、弁護士の先生に相談してみます、はい。(おちはありません、あしからず)

今夜のBGMは、コルトレーンの「AT THE VILLAGE VANGUARD」です。マイルスの元を離れ、マッコイ・タイナーにエルビン・ジョーンズ、レジー・ワークマンを従え、連日連夜ステージに立ちます。このアルバムは、1961年11月1日から5日まで、ニューヨークのビレッジ・バンガードで行われたライブのうちの2日目と3日目からの3曲からなるアルバム。目玉は1曲目の「SPIRITUAL」。コルトレーンのオリジナルであるこの曲には、バス・クラリネットをひっさげたエリック・ドルフィーが参加しています。

この曲自体が、当時すでに独自の奏法から精神性へと傾き始めた彼の意思が表出したような曲であり、フリーに近いはずのドルフィーはむしろメロディアスであり、当のコルトレーンのほうが、コードの枠からはみ出しながら、まるでどこかの株価のように乱高下しています。そしてドルフィー自身はこの録音のわずか4ヵ月後、ベルリンのホテルで客死。コルトレーンのもとにはドルフィーの母親によって、よすがとして愛用していたフルートとバス・クラリネットが手渡されたそうです。コルトレーンの歴史を見てみると、この時期のコルトレーンにとって、ドルフィーは必要欠くべからざる存在だったと思えるし、天才肌ドルフィーにとって努力家コルトレーンは、2歳年上のなんとなく親近感のある兄貴だったのかもしれません。3曲目の「CHASIN' THE TRANE」は、もうフリー・ブローイングそのものです。タイナーのピアノのないピアノレスの名演。ジョーンズでなければサポートできなかった演奏。かっこいいです。

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