2006.02.03

COLUMN

「芸人生活も楽じゃない!」

BALLADS OF JOHN COLTRANE (1961-65)

久しぶりの投稿になりました。今週の予定も無事終えて帰宅。村尾さん、ありがとうございました! というか、もう喉がぼろぼろです。「芸能人は喉が命」、大切にします。(いつから芸能人になったんじゃー! )

昔、小中学生のころは、人前で喋るのがとても好きでした。目立ちたがり屋だったし。しかし高校になって思春期なるものを迎えると、一歩引くようになった。別にぐれてた訳ではないのですが・・・(ですよねぇ〜お母様)確か停学は経験しましたが・・・で、その頃から自分は参謀的な役割が向いていると思うようになりました。戦争で言えばずばり参謀。職業で言えば、ファッションショーの音楽監督とか、イベントの企画・演出とか、人前に出ずして人を感動させる仕事がしたいと思うようになりました。しかし、現実に選んだ職業は現場監督。やはり人前で喋ることも多いし、どちらかといえばエンジニアと交渉人の2足のわらじみたいな仕事でした。

そして今は、社長。やっぱり人前に出てる・・・いや、本当はプレーヤーである社員が、お客さまの前で素晴らしい感動を披露するための企画とステージを用意する、そんな素敵な裏方になりたいのですが・・・目標は高く、実行は着実に! ですか・・・

今夜のBGMはコルトレーンの「Another Ballads」。まあ、はっきり言って「バラード」の2匹目のどじょうをねらった、姑息なアルバムです。内容は、1961年から65年までの間のインパルスに残されていたアルバム「バラード」に未収録のバラード集。正直、前作ほどのアルバムとしてのまとまりはなく、オムニバス盤の領域を出てはいませんが、曲自体はいずれもなかなかの名演ぞろいで、特に1曲目の「After The Rain」は雨上がりの爽やかさがにじみ出た名演。スロー・バラードではないけれど、「Dear Old Stockholm」や「Green Sleeves」もこの時代のコルトレーンならではの演奏です。ラストはおなじみの「I Want To Talk About You」ですが、これは珍しいニューポート・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音。でもって、コルトレーン吹きまくってます、アドリブソロ。つまりこれって、「バラードをもっと聞きたくて・・・ウフッ」という方ではなく、コルトレーンをしっかり聞きたい方にお勧めなのです。しかしどうやら国内限定販売だったようで、今あちこちのサイトで見ても、どこにも存在していない、今や幻となったアルバムでもあります。

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