2006.03.01

COLUMN

「デザイン力が、いろはのい」

PAGE ONE by Joe Henderson (1963)

今日はとても冷たい雨でした。帰り道の気温は4℃。ほころびかけてた事務所の裏の梅も、ちょっとひっこんだかな? 昨夜遅かったので、今朝はちょっとゆっくり目に起床。午前中、旧知のとある事務所を訪問して、おいしいモーニング・コーヒーをいただきながら数台のPCの調整。おみあげはいつもの和三盆。うちのダイエット・フォーも大喜びです。午後からは、見積もりやら企画やら手配やら事務処理やら。今日から「ソリューション事業部」になった制作部隊の勉強会にも飛び入り参加。そんなこんなで、いつものことですが、あっという間に夕方になってしまいました。夜は同友会のグループ会に出席。手作りのおいしい夕食をご馳走になりながら、総会の企画を練りました。デザートのシフォンもとてもおいしかった。春の日の休日、ひばりの声など愛でながら、香しい紅茶なんぞと一緒にいただければ最高でしょうねぇ、林さん。先輩社長さん方に囲まれた数時間も、本当に楽しいものです。という感じで、トホホなBOSSの3月初日は暮れてゆきました。

今日の社内勉強会もCSS。たった1時間ですが、コストは数万円かかっています。でも、これをしないと組織の成長はないと思っていますし、下手な講習会よりずっと中身も濃く、また厳しいゆえに理解も早い(はずです)。インターネットって、とかく「フリー」とか「無料」がベースのものだから、この辺も「業界で共有」みたいなムードがありますが、これは会社としてコストをかけた業務ですし、差別化するためのコンピタンスでもあるのです。いわば未来に向けた「投資」。バランスド・スコアカードでいうところの「学習の視点」です。私は別事業部統括の人間ということになっていますが、一緒にというかなんとかついて行ける程度に学んでおかないと、社員の成長はものすごく早いのです。怖いのです。会社の中で「化石」と言われないためには、社長も大変です。老体に鞭打たなければいけない。なにせうちは、最先端の「デザイン会社」(のはず)なのですからー・・・?

でも、テーブルからCSSへのレイアウト手法の移行も、結局はデザインするための手法の変更であって、やはり根底にはしっかりしたデザイン能力が必要になります。そして、これまでのような画像をいじくる単純なデザインではなく、求められるのはコンセプトを最大限に実現させる情報デザインを併せ持たなければならないということです。「CSSはSEOにいい」なんていうのはあくまでも技術論でしかありません。そんなことでお客さんをごまかすような会社になってはいけない。それにこれからは、マーケティングの部分にも踏み込んだライティングを含めた企画力、つまりサイト自体の「社会へのメッセージ力」を、会社として身につけていかなければいけないシーンもたくさん出てくるでしょうねぇ。もちろん、まずは「デザイン」をしっかりと創造できる仕組み・組織を作らなければ。でも、この辺は「CTO」にお任せして、私はとにかく受注ですね、はい、がんばります。

今夜はジョー・ヘンダーソンの「PAGE ONE」です。でも、これって以前、マイナーだけど素敵なJAZZアルバムを紹介するページでやってしまってます。詳しくはそちらを。1年半ほど前ですが、久しぶりに聞いてみると、やはり60年代の風を感じるなという感じです。んー、そう思えば、結構JAZZを語れる体になってきたのかも(笑)。マッコイ・タイナーのピアノも60年代してますーを付け加えて、今夜はこの辺にしておきます。

page_one01.jpg

アマゾンでもっと詳しく!

INDEX

CATEGORY

ARCHIVE