2006.03.09

COLUMN

「資質と資産の継承」

A LONG DRINK OF THE BLUES by Jackie Mclean (1957)

トホホ社長、今日はいずこに・・・今日はですねぇ、一昨日の続きで、別の3拠点を訪問してネットワークやらPC設置やらあれこれ。今日は比較的スムーズに進み、ほぼ予定通り・・・の予定だったのですが、VPN組んでた別の拠点でトラブル発生。一緒に行動してた「りんごっ子、山ちゃん」を人質にお届けして、私は別のお客様を訪問。夜はWeb実践講座。「理論の引き算」、よーく覚えてくださいね! 今日も会社にいた時間はほんのわずかでしたが、風邪で体調を崩していた部長も、なんとか復活してくれたので、安心して留守を任せられます。頼もしい限りです。で、私のほうは、もうヘロヘロです。なにせ先週末からの移動距離は数千キロですから・・・って言うと、「先生、元気でしたよ! 」という声が聞こえてきそう。皆さんの前では、がんばってお仕事しておるのです、はい。

さて、昨日はちょっと私的感情をぶちまけてしまい、大変失礼いたしました。おかげさまで今日は気分すっきり・・・は全然していませんが、なんとか理性を保っております。で今日は、一昨日の「コロナ」の続きをば。

なぜ20年前のコロナなのか・・・その理由は20年前のこの車が我が家に納車になった日に遡ります。その日は実は祖母の88歳、米寿の祝いの日でした。そして、納車されたぴかぴかの白いコロナのナンバーがなんと「8888」だったのです。で、それ以来この話は、我が宮内家では代々語りつがれて来たのです。(嘘つけ! )祖母はその6年後、94歳という若さで、いえ長寿を全うしこの世を去りました。で、父、つまり祖母の息子である私の父は、もう古くなってしまったこの車だけど、何の理由もなく手放せなくなってしまった。その思いを直接聞いたわけではないのですが、私も「どうしようか? 」と相談され、「廃車にしたら? 」とは言えなかった。つまりは、気の弱い宮内家が受け継いだ資質であり資産であると言うことなのです。(金銭価値は全くありませんが・・・)まあ、トホホな社長にして、トホホな父親ありというわけです。

ちなみに今日、2回目の満タン給油、つまり燃費発表の日です。記者の方も大勢詰め掛けておりました。(嘘です)ジャジャジャジャーン! 結果は・・・13km/リッター、優勝です! (何のやー? )これは愛車モビーの長期平均燃費のなんと85%アップに相当。ちょっと長距離が多かったので補正をしても、45%アップを達成。「マイナス6%」は軽くクリアしました。ということは、月の半分はモビーでもいっか・・・だめですよねぇ・・・地球環境保全に努めます、はい。

今夜はマクリーンの3枚目、「A LONG DRINK OF THE BLUES」です。昨日、一昨日のアルバムとほぼ同時期の録音なのですが、今夜も昨日に引き続きなかなか調子がいい。よくは知りませんが、55年にはすっかりジャンキーを卒業したマイルスとは違い、ジャッキーはまだまだ現役で、好不調の波が大きかったのではないかと思うのです。1曲目の彼のオリジナルのタイトル曲「A LONG DRINK OF THE BLUES」、ギル・コギンスのピアノが始まったとたん演奏が中断、なんだかがやがやとやってる。ああだこうだ、なんだかんだと、笑い声も。そして今度はチェンバースのベースも一緒に始まるTake2。んーなかなかのブルースです。フラーのトロンボーンにウェブスター・ヤングのペット。3管、いや4管です。というものこの曲では珍しくテナーも吹いてます。2曲目以降は別のセッションのワンホーン。なんと言っても2曲目の「EMBRACEBLE YOU」、好きなんですねぇ、この曲が。「泣きのジャッキー」の面目躍如、聞かせます。こうして聞くと、マルのピアノもバドに似てなくもない。んー偏見、先入観はいけませんねぇ。プレステージ10部作の隠れた名作だと思います。

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ここで視聴できますよ!

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