2006.04.13

COLUMN

(続)「五感でコミュニケート」

BLUES WALK by Lou Donaldson (1958)

木曜日です。今日もほぼ一日、デスクワーク。わき目も振らずデスクワーク。いや、ちょっとだけわき見をしながらデスクワーク。見積もりやら企画調べやらで、ほぼフル回転でした。昨日、ちょっと根を詰めすぎ、いやディスプレイを見つめすぎて目がとても疲れたので、今日は「のんきなとうさん」を演じる予定だったのですが・・・目を大事にして、まだまだこの世の美しきものをずーっと眺めていたいですから。ポータルの新企画もばりばりと形になってきたようです。楽しみだなぁ〜。お目見えは次週以降順次といったところでしょうか?

以前、香りについての投稿「五感でコミュニケート」をしたのですが、その後たくさんの方からお問い合わせを・・・まったくいただいていないのですが(トホホ)、あえてこのネタの続編です。えっ? お前の匂いなど、どうでもいい? まあ、確かにつまらないお話だとは思うのですが、こちらにもネタの都合などがありまして・・・

で、気を取り直して「香り」の話です。うちの社内では時々「香」を炊いています。これは、社長の匂い好きが高じたわけではなく、また社員を全員昏睡状態に陥れようという魂胆でもありません。実は社員さんのひとりが怪しいところに旅行に行って、言い訳がましくおみあげに買ってきたものが続いているのと、来客の方をお迎えするため。社員の皆さんには、でれでれにリラックスしないで、いい気持ちで適度な緊張感を持ってお仕事に励んでもらえればとは思うのですが・・・

で、私はというとそろそろ季節も変わるということで新しいアイテムを入手。エンジェル・ハートの「ライオン・ハート」です。といっても、これまで使ったことがないわけではなく、まあリバイバルといったところでしょうか? なにせ数年前は1週間日替わりできるほど種類がありましたから・・・これで、手元には4種類。でもこうやって毎日とっかえひっかえしてると、「ああ、あの人の匂い」という固定観念が出来にくいですよね。まあ、そこが狙いでもあるのですが・・・「明らかな存在感と希薄な記憶」うん、なかなかのものです。

エンジェル・ハート「ライオン・ハート」

醒めない夢と、蒼いハート。爽やかで優しく静かな自己主張を持つ香りはユニセックスでもOKです!トップはベルガモットやカルダモン、ラストはムスクが穏やかに香ります。

lionheart.jpg

今夜のBGMは、ルー・ドナルドソンの、「BLUES WALK」。ルー・ドナルドソンは生粋のブルーノートっ子。メッセンジャーズ誕生前の「バードランドの夜」に参加。しかしノースカロライナ生まれの彼は、ハードバップ前世紀にはオリジナリティあるソウルなチューンを完成させます。そんな彼が1958年に録音したのがこのアルバム。コンガを加えたワンホーンアルバムなのですが、ソウルといってもベン・ウェブスターのようなアーシーなソウルフル的ヘビーさはなく、どちらかといえば来るべき60年代の明るさ、華やかさを持った音色です。だから明るくて聞きやすいけど、聞き応えがある。1曲目の「BLUES WALK」は、彼のオリジナルのソウル&ブルース・チューン、いかしてます。そうですね、ソニー・クラークのクール・ストラッティンのソウル版とでも言いましょうか。いずれにしても、60年代に入るとソウルかモードか、あるいは意味不明のフリーしか、当時のJAZZメンには選択肢はなくなるのですから。「がちがちのJAZZ」ではないJAZZを聞いてみたい方に。

blues_walk.jpg

ここで視聴できますよ!

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