2006.04.14

COLUMN

「成長と進化・・・おじさんは? 」

SUBCONSCIOUS-LEE by Lee Konitz (1950)

週末金曜日になりました。午前中、気が利く営業チーフにバーバパパなディレクターと3人でお客様を訪問。以前勤めていた会社は「総合力のシ○ズ」を標榜していましたが、マーケティングも踏まえた企画から更新メンテナンスまで、「総合力のワンダーミックス」で全力投球いたします。どうかよろしくお願いいたします。午後からも出たり入ったりで落ち着いたのは夕方になってから。夜は営業会議で一週間の締めくくり・・・といきたい所ですが、明日も顧客訪問があります。部長、よろしくお願いいたします。もう4月も半分終わりですねぇ。いや、とにかく一日一日をしっかりとやっていきましょう。

最近本当に驚くのは、うちの社員さんの成長ぶりです。いや、すごいんですよ本当に。教育体制も全く整っていないうちのような会社で、これは驚異と言っていいと思います。なんかすごい社員成長のスキームでもあるのであれば、一躍有名人になって全国講演も出来ようものですが、それはない。つまりは社員さんたちの資質とがんばりの結果なのです。半年前が別の会社のよう。特に若い人たちの成長の度合いというのはすごいです。で、年長の「さくら組さん」はというと、こちも成長というよりはしっかりと進化している。まあ、成熟しつつ、あるべき姿に変化しているということでしょうか? んーこれは組織としても成長・進化しているということですねぇ。で、社長は? ・・・・・えーっと、最近疲れやすくて・・・いや、がんばりますよ、もちろん、はい。

で、社長なんですが、最近不調です。別にどこが悪いとか痛いとか言うのではないのですが、意識の中に常に疲労感のある状態。集中力も長続きしません。今日も夕方になると、急激な眠気のようなめまいに襲われて。しゃきっとしようとコーヒーを飲みすぎると、白ちゃんから警告のイエローカード・・・寄る年波? いやいや、それだけは思いたくない・・・んー、明日も「気合一発、オロナミンP」で行きます、はい。

今夜はリー・コニッツです。1940年代後半、ニューヨークでレコード店を開いていた一人のJAZZフリークがいました。彼は夜な夜なクラブに通いつめては、そのステージで演奏するミュージシャンたちの演奏をレコード化することを夢見ていました。彼の名は、ボブ・ワインストック、ご存知プレスティッジの社長です。そして彼がかなえた夢の第一号録音が、今夜ご紹介する「SUBCONSCIOUS-LEE」なのです。コニッツは白人のアルト吹き。クロード・ソーンヒル楽団を経た後、マイルスと例の9重奏団として「クールの誕生」を録音。そしてこのアルバムを録音後も、いわゆるクール派として台頭してゆきます。またこのアルバムでピアノを弾いているレニー・トリスターノとのコラボレーションも有名で、二人の奏でる音はまんまクール・スタイルとして、主に西海岸の白人たちの間で人気を博します。クールといえば、なにやら冷めた感情を感じない演奏のように思えますが、彼のフレーズを聞いていると、冷ややかな音に中に込められた熱い情熱をしっかりと感じることが出来ます。また50年の録音とは思えない現代的な雰囲気も、このクール・ムーブメントの特徴です。なんと言いますか、トゥーランドット姫のような冷ややかな情熱。小難しい話は抜きにして、ハードバップ命の方にも聞いていただきたい一枚です。

SUBCONSCIOUS-LEE.jpg

ここで視聴できますよ!

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