2006.06.20
「人(社員さん)に生かされる経営」
IN PERSON-FRIDAY NIGHT AT THE BLACKHAWK,SAN FRANCISCO vol.2 (1961)
火曜日になりました。今日も朝からお客様を訪問してました。夕方からは、中小企業家同友会の「役員発展塾」の第一回講座「人を生かす経営」に参加。京都から上野社長をお迎えしての講演とグループ討議でした。グループ討議のテーマは「人を生かす経営をしていますか」というもの。昨日の朝礼ではありませんが、まさにタイムリーなお話でした。社長さん方の貴重な体験談をお聞きし、いろいろと気づきを得ることが出来ました。ありがとうございました。
うちはなんと言っても社員さんあっての「わんだーみっくす」。社長だけでは便所掃除と観葉植物の水遣りくらいしか出来ましぇん。社員さんは大事な大事な、パートナーと言うよりうちの主役。私はさしずめ、小道具係ですかねぇ〜。ですからうちでは、「社員さんに生かされている経営」なのです。
とにかくうちでは社員さんが主役です。私はといえば、社員さんがそれぞれのベスト・パフォーマンスを披露できるステージを用意することが仕事。社員さんたちは、日頃の練習の成果を発揮して、観客であるお客様にありったけの感動をお届けしていただきたい。沢山の拍手を受けてもらいたい。そんな様子を舞台の影から覗いて喜ばしく、またそんな社員さんを誇りに思うことが私の夢であり生きがいなのです。ですからうちでは、社長と社員さんの夢は同じではありません。それぞれの夢がかなうことで、お互いが幸せになれること。これがうちの会社の存在意義です。
さて、先日来よりこのブログへのアクセスが悪いと、いろいろな方からお話をいただきました。実は従来のサーバへの回線が不安定だったため、別の回線に切り替えました。ということでIPアドレスが変わってしまい、DNS書き換えのタイミングで接続できなかった方がいらっしゃったかと思います。ご迷惑をおかけしました。回線をADSLから光に変えましたので、今後予想される膨大なアクセス数の増加にも耐えれるようになりましたし(ないない・・・)、若干速度も上がったのではないかと思います。今後とも、「BOSS's Column」「K's Labo」「STAFF's Column」を、よろしくお願いいたします。
今夜のマイルスは昨日の続き、「IN PERSON-FRIDAY NIGHT AT THE BLACKHAWK,SAN FRANCISCO vol.2」です。昨日のVol.1が4月21日、今夜のVol.2が翌22日の録音です。2日目ということで、モブレイ君も少しは変わったのか・・・
1曲目は、「Well You Needn't」。えーっと、モブレイ君、「プップー」はないでしょう・・・それでは壊れかけた車のクラクションです。マイルス飛ばします、時速200マイルです。さあモブレイです、今日はがんばってます。ちょっと与太ってますが、なんとかケリーに渡してほっと一息、目にはうっすら涙が・・・。で、レコ評の後藤さん、モブレイ出番ありですが・・・(笑)。2曲目は「Fran-Dance」、マイルス優雅かつちょっぴりハードに決めます。モブレイですか?・・・いや、いいです、しばらく私に話しかけないでください。3曲目、来ました「So What」。マイルス、かっこいい。確実に新しいフレーズも飛び出してきます。モブレイですか? えーっと、一人で50年代にタイムスリップしちゃってます。4曲目「OLEO」、またまたマイルス、めちゃくちゃかっこええどす。しかもテナーのロリンズの曲だからか、モブレイもここいちの演奏を聞かせます。皆さん、ちっちゃく「ブラビョー」と言いましょう。5曲目の懐かしの「If I Were Bell」もマイルスの演奏は新しい。60年代の「If I Were・・・」です。ラストの「NEO」、マイルス孤高の世界が広がります。モブレイと言えば・・・・もういいですよねぇ、この辺で・・・。
マイルスという人は、ステージが全てでした。スタジオ入りしても、そこでは彼の時間は止まっている。根っからのステージ・パフォーマーなのです。JAZZがオリジナルから変幻自在に変化することでその輝きを失わなかったように、ステージの上で化学反応を起こし続けていくことで、マイルスは進化し帝王物語は作られてゆくのです。ステージは鍛錬の場であり、実験場でもあるのです。そのことを理解し、トレーンのようにむしろまわりを無視してでも突っ走ることが、マイルス・バンドのアイデンティティとなるのです。
実は私は、モブレイが好きです。彼のリーダー・アルバム、5枚も持ってます。お気に入りのハード・バッパーの一人です。ハード・バップの世界から見れば素晴らしいテナー・プレイヤーなのです。で、とにかくこの時期のマイルスの方向性とはまるっきり合わないという事なのです。まあ、モブレイ自身、他の多くのハード・バッパー同様「彷徨える60年代」を迎えていることも一因なのでしょうが・・・「常にTOPを走り続けるためには、進化と成長を忘れてはいけない。」どこかの会社のモットーのようですが、そんなこんなで程なく彼はバンドを去ることになります。