2006.07.20
「（葛原風）木曜日も眠かった・・・」
Complete Live At The Plugged Nickel disk:2 (1965)
木曜日になりました。いよいよ、ほんとにいよいよ全開っ! といきたいところですが、実は今日も睡眠不足。夕べも例の本の続きにはまってしまい、結局気を失うように眠ったのが２時過ぎでした。もちろん、朝９時から夜９時までは起きてましたよ、ちゃんと!（なんとか・・・）
午前中は、２回の営業セッションを受けての、BSCを使った今期の企画営業部実施計画用の企画検討。BSEではありませんので、ご安心を! これはきっちり、担当役員の仕事です。この辺をほっぽり出して、「社員と共に!」なんてのは、経営者としての責任放棄以外の何物でもありません。後はアクションプランへの落とし込みです。チーフ、よろしくお願いしますね! 午後から数件の訪問。美味しい紅茶をありがとうございました。「サモトラケのニケ」、もちろん戦略好きの社長は存じ上げておりますよ。はたして「戦うわんだーみっくす」の勝利の女神や何処に・・・
今日は一日雨でした。雨が好きだと言うお話を以前いたしましたが、この雨一部地域では豪雨となっているようで、亡くなられた方も沢山いらっしゃるのですね。天災だからと片付けてしまうには、あまりにも残酷なニュースが多く、本当に自然の猛威に翻弄されていますね。インドネシアも大変みたいだし・・・。そして、自然をないがしろにして地球を切り刻み、わが世を謳歌している先進国や急進国や都市部ではなく、自然に寄り添うようにして密やかに暮らしている地方や発展途上国に被害が多いのは、なんともいえない気持ちです。太陽系第３惑星の地球、その青い星を作ったのは私たち人類ではありません。地球の長い寿命の中で、ほんの一瞬だけ私たちは生かされている。だから私たちには数十年の寿命しかない。ずっと命が続いたら、ろくな事しないかもしれないですからねぇ。そのことをしっかりと心に刻んで生きてゆきたいものです。
ラジオで聞いたお話から。「雨が降っても傘は差さないよ。だって犬とか牛とかが傘を差す?」。なるほどのいいお話でした。でも、長年野菜を作ったり花や植木を愛し育てている両親の会話、「雨がどんどんと酸性になってしまってるよ。」と言う話を、とても悲しい思いで聞いていました。死活問題として中国進出も仕方ないでしょうが、みなさんもっと地球を愛し、大事にしましょうよ!
さて今夜は「Complete Live At The Plugged Nickel」の2枚目、「disk2a/8:december 22 1965 second set」の前半の１枚から。「second set」ですから夜の8時ごろのスタートでしょうか? メドレーは一気に深夜の様相を呈してきます。１曲目、「my funny valentine」。うっとりするようなハンコックのピアノが流れ、そしてマイルスのミュートが忍び寄るようにむせび始める。完璧なリズム隊の大海原の上を、マイルスはフリー（自由）に漂います。約２年前の完璧なあれとは異なる、でも新鮮でかっこいい16分33秒。コールマンとは一味違う、ナーバスでブルーなショーターも聞き物です。軽やかに始まった2曲目「four」、50年代にタイムスリップかと思いきや、テーマが終わればやはりプラチナ色のフリーの世界。トニーの軽快連打シンバル、ロンのクロール・ベースに乗って丁寧に音を探るようなマイルスのオープン。えんですわ、これが・・・「2a」のラストは「when i fall in love」、私も大好き「fall in love」、だからおっちゃん、うるさいんだって。笑うな、そこの客! いや演奏ですか、もりゃもう、ええんですわー。もちろん、病み上がりですし、練習もそこそこ、フリーの洗礼を正式に受けているわけではない。でも、どうです、この65年式マイルス・ミュージックは・・・「はらほろひれは」と恋に落ちてしまいます。しかも永遠ですがなもし。んでもって、「second set」はこのあと、怒涛の3連発に入ってゆくのでありますー。
