2006.08.25

ROCK

「夏が〜来れば〜思い出す〜」

YOU CAN'T ARGUE WITH A SICK MIND by Joe Walsh (1975)

週末になりました。朝からお得意様を3件ほど訪問させていただきました。必ずや、御満足いただけるものに仕上げます。午後からは、ディレクター&制作チーフとお客様を訪問させていただきました。カットオーバー目指してがんばります。いや、がんばるのは彼らなのですが・・・夜は営業会議。しかし、今日はいつもにも増して苦言多発、多事争論。誰かやどこかと比較してもしょうがないのです。我々は誰も達し得ない高みを目指さねばならない。まだまだです、ひよっこです。全員もれなく、ひっ連れてゆきます。覚悟してください。そんなこんなで、疲労回復基調の中、8月の週末は暮れてゆきました。

昨日、ベックのことを書いたら、早速今日、とあるお客様からメールでコメントをいただきました。ブログがこういうコミュニケーション手段として使われる、がんばって書いている甲斐があります。次回はできればコメントの方にお願いいたします。m(..)m で、とにかく昔よく聴いたなぁ〜ってのは夏物が多い。何故だか、今頃引っ張り出して聞くと、夏を思い起こしてしまう。もしかすると、私の若かりし頃って、夏しかなかったのかしらん〜。な事はないですよねぇ。で、今夜はコラム話なしでいきなり夏物のご紹介です。ジョー・ウォルシュのライブアルバム「YOU CAN'T ARGUE WITH A SICK MIND」。

ジョー・ウォルシュといえば、先日のイーグルスに「Hotel California」時点から参加したギタリスト。タイトル曲「Hotel California」のラストのギターの掛け合いを、ドン・フェルダーとやってたから、名前は知らなくても彼の演奏を聞かれた方は多いはず。そのイーグルス参加の前年に、イーグルスのドン・フェルダーを迎え、ツイン・キーボードにツイン・ドラムス、コーラスには同じくイーグルスのグレン・フレイ、ドン・ヘンリーを迎えてのアメリカン・ロックの代表的ロード・アルバムがこのアルバムなのです。まずは、どうですこのジャケット、ミラーボールでっせ! 懐かしおまんなぁ〜

さて行きますよ、1曲目です、「WALK AWAY」。いきなりかっちょえーカッティングから入ります。めちゃ訛ったジョーのシャウトなボーカル、そしてジョーとドンのツイン・リードの絡み合うハーモニー、いやーもうとにもかくにも、かっこええんですわー。2曲目「MEADOWS」、タイトなイントロからメロディアスに流すウェストコースト風アレンジ、途中テンポが変わるやまたまたリフの掛け合い。ドン・フェルダーもいい音出してます。まんま「Hotel California」でんがなもし。熱闘甲子園にも勝るとも劣らぬ7分5秒。3曲目「ROCKY MOUNTAIN WAY」、ジョーの十八番です。「去年はロッキー山脈で一冬過ごしたよ、高いとこには行かなかったけど・・・」なんて実にくだらない歌詞の曲なのですが、腰を振り振りまたまたかっこええーブルースを聞かせてくれます。

4曲目はちょっとスローな「TIME OUT」、いや〜ドン・フェルダー、かっこええなぁ〜。5曲目「HELP ME THROUGH THE NIGHT」では、フレイとヘンリーのイーグルスハーモニーが参加。おおーまんま「Desperado」の世界ではないですかー。そしてラストは8分24秒を誇る「TURN TO STONE」。メロディアスなイントロに続き、まってましたーのカッティングから泣かせフレーズ、そしてほっぽり出すようなジョーのけだるいボーカル。途中ロッキン・フルートの名演をはさんでの二人のギター・リフ、エクスタシーというよりはオルガズムに達してしまうこと間違いなしです(多分・・・)。そう、当時の私は、これでいってたのです。

ジョーはジミ・ヘンドリックスを最高のギタリストとして敬愛していたようです。確かにそのフレージングや音色には、ジミヘンの片鱗を垣間見る、いや具間聴く事ができます。でも、彼の奏でる音の方がタイトでシュアーです。イギリス者には出せない、カウンター・カルチャーではない土着のブルースの香りがします。かつて、こんなギター聞かせるライブがやれたらなぁ〜などと思いつつ、地球の端くれで昔の思い出に浸っているトホホ者、なんなんでしょうねぇ〜。男どもよ、ジョー・ウォルシュを聞け! ジョー・ウォルシュを聞かずして、ロックを語るな! 世のWebデザイナー達よ、この荒くれギターに、美を見つけろ! と、いつになく強気の発言で、今日はおしまいです。おやすみなさい。

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ここで視聴できますよ!

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