2007.01.22

Movies

「戦(いくさ)とはなんぞや?」

dot the i

月曜日になりました。寒いです。日中でも寒いです。いつもどおりの社内清掃に朝礼。今日の御代は「やる気の元」。社員さんそれぞれに「やる気の元」があって、関心至極。私の場合は本能的な「自動つんのめり癖」かもしれません。その後運営会議やら、お客様とのやり取りやら社内調整やら。午後からは2件のサポート予定。夜は同友会のビジョン作成実行委員会。こうして寒さ厳しくなる1週間の興行が幕を開けました。

昨日は恒例の「風林火山」第3話「摩利支天の妻」。摩利支天とは、行脚修行中の勘助が高野山からいただいた守り神だそうで、番組を見ているだけではなかなかぴんとこないタイトルだったのですが・・・。番組の中で勘助が、これまで自分は数多くの戦(いくさ)に参加したけれど、それは本当の戦(いくさ)ではなかった。戦(いくさ)というのは、守るべきものを守るために戦うこと。自分にはこれまで守るべきものがなかった。でも、甲斐の葛笠村で一人の百姓として暮らそうと心に決めた勘助は、ミツとお腹の子供を守ることが自らの「戦(いくさ)の定義」であると悟ります。ん〜、なかなかの筋書き脚本です。だから「摩利支天の妻」と言うわけなのです。しかし、武田の信濃進軍決定やら福島越前守の今川家への謀反話やら、身辺はにわかにきな臭くなってきます・・・。そして鹿の代わりに信虎の矢の的となったミツの運命やいかに・・・。チャラリーン〜。

でもって、今日は映画のお話をば・・・。

dot the i 邦題:ドット・ジ・アイ

出演:マシュー・パークヒル, ガエル・ガルシア・ベルナル, ナタリア・ヴェルベケ, ジェームズ・ダーシー

監督:マシュー・パークヒル 2003年

イギリス・スペイン合作のミステリードラマ。タイトルの「dot the i」は、そもそも「iとtは似ているので、iには点を、tには横棒をつけなさい」ということで、そこから転じて「細かいところまで注意を払いなさい」という意味の慣用句だそうです。

ナタリア・ヴェルべケ演じるカルメンはストーカーの恋人から逃れ,イギリスにやってきました。クラブで情熱的なフラメンコを踊るカルメンに魅かれた資産家バーナビは,カルメンに結婚を申し込みます。一見,幸せの絶頂にいるかのように見えるカルメンとバーナビ。しかし,独身最後のヘン・ナイト・パーティで運命の男性,ガエル・ガルシア・ベルナル演じるキットと出会ってしまうところから物語りは危うい展開に・・・。

時折挿入されるビデオカメラの映像、カルメンの過去など怪しげな要素が混じり合い、S社長の口癖のように、「一体何なんだ」と思ってるうちに物語りは二転三転します。というか、「意外な展開」を除くとこれまた「何なんだ」の映画ではありますが・・・。

「カメラは、人を騙しはするが、嘘はつかない」という映画の中のセリフは、逆説的に「この映像は真実であり、騙されるとしたらそれはあなただ」と言っているのです。というか、まじめに見ていた私が馬鹿でした。「結局何なんだ」と思われた方は是非ご覧になってみてください。

BOSS的には・・・★★☆☆☆

ドット・ジ・アイ
ガエル・ガルシア・ベルナル

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