2007.02.07

JAZZ

「キャンプイン」

Filles De Kilimanjaro by MIles Davis (1968)

今日は午後からお得意様を訪問させていただき、新サイト企画に関する打合せをさせていただきました。長時間にわたり、ありがとうございました。ひとつのビジネスモデルは、ひとつの作戦行動であり、敵(?)ももちろんいますし、目標の攻略には資源も兵糧も必要です。そのあたりから、参加させていただきます。どうか、よろしくお願いいたします。夜はWebディレクション講座。今日はSWOT分析からデザインカンプまで、めまぐるしい内容で皆さん大変でしたね。私も、疲れました。

テレビのスポーツニュースでは、野球のキャンプ情報が次々と報道されていますね。黒田の元気な姿も、連日報道されています。プロとして戦っている選手にとって、休みはほんとうに正月くらいのものでしょうねぇ〜。一般人なら、盆と正月ですが、彼らはお盆も試合があるし・・・。オフには時間を惜しんで体を鍛え技を磨き、シーズン入りはるか以前のこの時期には、キャンプインして調整、徐々にからだを連戦に耐えるようにもってゆきます。そしてシーズン中は、オフの成果を十二分に発揮しながら消化して行く。怪我にも気をつけなければ、下手をすればそこで選手生命が終わりますし、長いシーズン中には好不調の波の調整もしなければならない。本当に一流のプロというのは大変です。これは別にプロ野球に限ったことではないのですが。

私たちの仕事には、原則シーズンオフはありません。しいて言えば土日祝祭日がそういう時でしょうか。そういうときに、うちの社員さんには思いっきり仕事を離れて、休養したり人としての自分を高めるようなことに使ってもらいたいのですが、仕事とは関係ないこととはいえ、仕事をするのも一人の人間だし、仕事の成果は結局ところ、一人の人間の「人間力」です。私のような年になると、消化吸収力はがた落ち、記憶がどんどんなくなることのほうが目に見えて激しい。若い人たちは羨ましいです。私も20代の頃には、毎日2時、3時とやっていたのですが・・・。

こちらもプロの中のプロ、マイルスのご紹介を。

Filles De Kilimanjaro (1968)

前回の「Miles In The Sky」の録音の1ヵ月後、マイルスはいよいよ黄金のクインテットの解体作業に着手します。ハンコックに代わって、エレキ・ピアノにチック・コリア、ロン・カーターに変えてデイブ・大久保ではなくデイブ・ホランドが参加。でもなによりもマイルスの変化を表現しているのが実はこのジャケット。6年前の「Sorcerer」のシシリーから6年、新しい恋人はシンガーソングライターのベティ・メイブリー、弱冠23歳、マイルスとの歳の差20歳。そして彼女がマイルスにもたらしたものは、マイルス変革の起爆剤。ジミ・ヘンドリックス、スライ・ストーン、沢山の黒人ロッカーたち、そして先進的なファッション。この年2月にフランシスと離婚が成立、9月にインデアナでベティ・デイビスとなるのです。マイルスは語ります。

「新しいことと驚きでいっぱいで、音楽においても、オレのライフ・スタイルにおいても、これから先にオレが俺が進むべき道を切り拓いてくれることになった。オレは、また新しい領域に向かって歩き始めていた。」

彼女のデビューアルバム「BETTY DAVIS」にも参加。

betty.jpg

ただし、キム・カーンの「ベティ・デイビスの瞳」で歌われる女優のベティ・デイビスとは別人でございます。

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ここで視聴できます!

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