2007.03.02
Duerist 邦題:デュエリスト
別のビデオの予告編を見て、「おおー、なかなかよさげじゃないかー」と思って見てみたのですが・・・。
時は朝鮮王朝の時代。世間を騒がす偽金(にせがね)事件捜査のため、人々で賑わう市場に張り込んでいた女刑事ナムスンは、仮面の男の華麗な剣の舞に目を奪われます。というか、みょーに映像に凝ってしまっていて、ここでこのシチュエーションがすでにとってもわかりにくいのですが・・・。そうこうしてる間に、小さな金の仏像の受け渡しをしていた男たちがばったばったと斬り捨てられます。切り捨てた犯人は例の仮面の男。ナムスンは男を追い、狭い路地で彼と剣を交えますが取り逃がしてしまいます。残されたのは、仏像に隠されていた偽金用の鋳型と、割れた仮面から覗く哀愁を帯びた眼差しの面影。それが刺客「悲しい目」との出会いでした。チャンチャン!って、まだ終ってないか・・・。
この世のものとは思われぬほど美しい、カン・ドンウォン演ずる刺客「悲しい目」。磁器のような切ないほどの白い肌、憂いすらかすかに覗かせるだけの謎めいた瞳、ささやくような呟くような低い声。んー、少女漫画そのものです。人気コミック「茶母」が原作ですが・・・。舞踏さながらに彼が振り回す、朝鮮の剣ではなく日本の「カタナ」のもつ美しさ、青みを帯びたその精神性とあいまって彼の妖艶さは本当に圧倒的に強烈で、彼のファンでなくても、いえ同性の私でも惚れ惚れしてしまったりします。そんな彼の妖艶さと、タブーと知りつつも彼に恋してしまうナムスンや、ひょうきんものの上司アンとの対比が、物語を盛り上げる。はずなのですが、時代劇?アクション?ファンタジー?ロマンス?コミカル?・・・、どれもこれも正直、消化不良の感否めません。あちら立てればこちら立たずって感じでしょうか?まあ、「娯楽」というものがそもそもそういったあいまいな位置づけとすれば、「娯楽映画」として楽しんでいただけるのではないかと・・・。あるいは、美しい画像のスライドショー?
出演: カン・ドンウォン, ハ・ジウォン, アン・ソンギ
監督: イ・ミョンセ 2006年作品
BOSS的には・・・★★☆☆☆
ジェネオン エンタテインメント
2006-08-25
Amazon.co.jp ランキング: 22814位
おすすめ平均:
韓流の名を汚す最低最悪の映画
面白くないです。
際立った美しさ
Amazon.co.jpで見る by Azmix