2007.03.13

Movies

ELIZABETHTOWN 邦題:エリザベスタウン

世界ブランドのシューズ会社に勤めるドリュー(オーランド・ブルーム)は、新しいシューズのデザインを担当します。画期的だったはずのそのプロジェクトは市場からNo!を突きつけられ、会社になんと10億ドルの損害を与えてしまいます。1000億円程度ですか・・・ええっ???尊敬する社長のフィル(アレック・ボールドウィン)から解雇を言い渡され、同じ会社のガールフレンド、エレン(ジェシカ・ビール)も「最後の視線」(!)を投げかけます。このあたりのコミカルな演出もなかなかです。「僕は大丈夫・・・」力なく答えながら自宅に戻った彼は、早速エアロバイクを改造した「自殺マシン」を作りますが幸か不幸かうまく動かない。(大笑い!)そんな時、妹から電話がかかります。ケンタッキーの親戚を訪ねていた父が、心臓発作で急死したとの訃報でした。母ホリー(スーザン・サランドン)と妹に見送られ、「遺灰を海に撒いて欲しい」という父の遺言を果たすため、彼は一人ケンタッキーに向かいます。

ここまでが序章です。さてさて、ケンタッキー行きの飛行機の中で知り合ったのが、フライト・アテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)です。仕事中にもかかわらず、一方的に自分の恋愛や姓名判断を語る彼女。ネガティブまっ只中のドリューにはただのおせっかいでしかないのですが・・・。ひょんなことで再会する二人。しかしお互いの人生はそれほど単純でもなく、あれこれ絡み合ってる。だからこそ「愛してる」の一言の重みが心に沁みるわけですが・・・。

葬儀のシーンもあくまでもコミカルな中に、人の温かさがじーんと残ります。葬儀の後、暖かいエリザベスタウンの人々に別れを告げ、ドリューは車で自宅を目指します。初めてのロード・トリップ。その旅のお供は、亡き父の遺灰とクレアがくれた「宝箱」でした。宝箱の中には、彼女が作った道すがらのコメント一杯のロードマップと、行程に合わせた彼女セレクトの音楽CDでした。クレアのメモはドリューに語りかけ、彼はまた灰になった父に語りかけます。大声で笑ったり、大粒の涙を流したり・・・。やがてたどり着いたネブラスカの街で、彼は信じられないものを目にします。それは何よりも大切なもの、「自分を待っていてくれる何か」だったのです。

いやー、あらすじといいつつ長文になってしまいましたが、いい映画です。今思い出しても江頭君が、いや目頭君が熱くなってきます。じぇひじぇひ見てみてください。監督・製作・脚本は「ザ・エージェント」や「バニラ・スカイ」のキャメロン・クロウ。癒されます。

出演:オーランド・ブルーム 、キルステン・ダンスト 、スーザン・サランドン 、アレック・ボールドウィン 、ブルース・マッギル 、ジュディ・グリア
監督:キャメロン・クロウ 2005年作品

BOSS的には・・・★★★★★

エリザベスタウン
オーランド・ブルーム

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
2006-04-21
Amazon.co.jp ランキング: 22170位

おすすめ平均:4
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4わたし・・ おとうさんに・・ 似てる?
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