2007.03.19
「情報戦と戦う力」
昨日の風林火山では、いよいよ晴信が信虎を追放。新体制での武田家運営、甲斐の国づくりが始まります。ちょっとドラマティックな脚本・演出は鼻につきはしましたが・・・。一方、F1の2007年シーズンもいよいよ開幕。昨年帝王シューマッハが去り、主要パイロットたちが移籍する本命なき混戦が予想されましたが、はたして予想通りの結果だったのではないでしょうか?いずれにしても、どちらもキーワードは「情報戦」でした。
結果は、仕上がりが首ひとつ抜けていると言われていたフェラーリに乗るライッコネンがポール・トゥ・フィニッシュ。2番手には、昨年のチャンピオン、アロンソ操るシルバーアローが続き、3番手にはなんと昨年までGP2で走っていた新人のハミルトンが入賞しました。BMWはハイドフェルドが4位、クビサは36周目にギアボックストラブルでリタイヤ。日本勢ではトヨタエンジンを積むウィリアムズのロズベルグが7位、トヨタは8位、9位。本田はバリッチェロが11位、SUPER AGURIの佐藤が12位でした。
マシン的には今年はフェラーリ優位と言われていますし、スティディなメルセデス&アロンソのセットは着実にポイントを上げていくことでしょう。そういう意味では、今年はこのライッコネンvsアロンソがひとつの目玉でしょうねぇ〜。ちなみにライッコネンは無線が故障し、サインはすべて従来のピットサインだったそうです。壮絶なF1バトルの最中も細かいコミュニケーションからなる情報戦と相なった近年のレースなのですが、限られた情報の中で自ら思考し、戦略をたて、戦いきることは、勝利への基本であることをあらためて教えてくれます。今川との密約や内々に家臣を束ねた晴信の情報戦は、「流血なき謀反」でしたし・・・。大切なことは「志」ですかねぇ〜。