2007.05.07
A LIFE LESS ORDINARY 邦題:普通じゃない
最近は(10年前?)男女の関係も複雑になり、そのせいで天使もいろいろと大変なようです。ただのキューピッドとして恋の矢を射るだけでは事は済まない。で、この映画はあれこれ天使の側のしがらみで結ばされる運命(?)となったビルの掃除夫の青年と社長令嬢の物語。全編イギリスタッチなので、てっきり英国映画かと思いきやハリウッド作品。実は監督が、「トレインスポッティング」のダニー・ボイルで、彼のハリウッド進出第1作で納得でした。主演のユアン・マクレガーはドッかで見たことのある「スターウォーズ」の若きオビ・ワン。キャメロン・ディアスはあのキャメロン・ディアスです、はい。
いきなり出てくる真っ白いお部屋に真っ白い人たち。そこは天国の警察署。天使のオライリー(ホリー・ハンター)とジャクソン(デルロイ・リンド)は、署長からとある男女が結ばれるよう手筈する至上命令を受けます。男はビル掃除夫のロバート(ユアン・マクレガー)、女性は彼の雇われているビルのオーナーで社長のナヴィル(イアン・ホルム)の令嬢セリーン(キャメロン・ディアス)。単なるサクセス・ラブストーリーかと思いきや、物語は誘拐事件に発展。そして至上命令を受けた天使たちの活躍や如何に・・・。
ってか、何なんでしょう?ストーリー自体は奇抜でまさしく「普通じゃない」のですが、逆に徹頭徹尾普通じゃなさ過ぎて、何なんでしょう?の連続。なんとかコメディ・タッチにと物語はどんどんと展開してゆくわけですが、どうも主演の二人だけで空回りしてる観があり、常識人の(?)私はついてゆけない。キャメロン・ディアスはものすごく足が長くて、ものすごくスタイルよさげなのですが、トゥームレイダーアンジェリーナ・ジョリーの方がはるかにエロくて、ディアス・ファンにもあまりお勧めできないか・・・。ちょっとアイロニーな笑いのイギリスものがお好きな方に。
出演:ユアン・マクレガー,キャメロン・ディアス,ホリー・ハンター,デルロイ・リンド,イアン・ホルム
監督:ダニー・ボイル 1997年
BOSS的には・・・★☆☆☆☆