2007.05.21

COLUMN

寒村・山村を考える

土曜日は、中小企業家同友会の全県総会でした。基調講演は徳島県上勝町で今話題の株式会社いろどりの代表取締役横石副社長。数十年前に市内から上勝町に赴任してからの悪戦苦闘の日々を、笑いあり涙あり(なかったかなぁ)の中でしっかりとビジネスのお話もしていただきました。実は弊社、上勝町にはとあるシステムを導入させていただいたこともあり、また私の出身が同じ徳島県であることもあって、阿波弁を交えての本当に有意義な講演を親近感を持って聞かせていただきました。

(うちの母と同年代の)80歳のおばあちゃんたちの奮闘記。人口2000人の寒村に、最先端の経済原理や競争原理を持ち込んでも大丈夫かなというような下種な心配事はさておき、元気そうなおばあちゃんたちの笑顔が印象的でした。「なっちゃんの写真館」の立木写真館が出している、同じく「いろどり」というおばあちゃんたちの写真集も購入させていただきました。写真自体はロケ・カメラマンほどの出来ではないのですが、こちらも元気が詰まった写真集でした。

「地域経済の活性化」とか言えば簡単そうに聞こえますが、実際私の田舎でも経済をこのまま持続可能とし続ける難しさをひしひしと感じています。最近加入した地元の「林業クラブ」も例外ではなく、林業という一次産業の中で、将来のしっかりとしたビジョンを描ききれてはいません。気まぐれな「都会人の田舎志向」や、まして「いつまであるかわからない補助金」に頼るのではない、本当の意味の自立的な経済循環。「ホリエモン」から最も遠いところにあるそういった地元経済の活性化のヒントは、もしかすると逆に「ホリエモン」や「ヒルズ」にあるのかもしれません。いずれにしても、時の流れは待ってはくれませんから。

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