2007.05.17
Underworld 邦題:アンダー・ワールド
吸血鬼と狼男の戦いの物語。ビルの屋上からブラックレザーのロングコートに身を包んだ美女が地上に降り立つ。彼女の名はセリーン、吸血鬼族の女戦士です。
「ちょっと待った!吸血鬼と狼男って友達で、怪物くんの手下なのでは?」
あなた、古いですよ、それは・・・。時代は21世紀ですから(笑)。とにかく、太古の昔に吸血鬼族とその奴隷だった狼男族が、ある時を境に両者相戦うことになったのです。
で、いきなりの地下鉄駅での銃撃戦。「数百年の時は流れ、武器も変わり・・・」というコメントはありますが、やりすぎです。狼男はマシンガン、対する吸血鬼はピストルで分が悪い。それにしてもドハデな銃撃戦で、床は薬莢だらけ。
しかし、分が悪いのは吸血鬼だけではありません。皆さん先入観をお持ちなように、吸血鬼って美男美女、方や狼男は男しかいないし、しかも獣のような・・・。で、主人公は吸血鬼ですが、じゃあ物語はそういう善悪の構図で進むのかといえばさにあらず・・・。詳しくは本編をご覧ください。
主人公は、以前ご紹介した「セレンディピティ」や「パール・ハーバー」のケイト・ベッキンセイル、美女です。この映画で監督のレン・ワイズマンとめでたくカップル誕生(ワイズマンのファッション、いただきです!)。サイバー・アクションですが、恋の香りも漂うなかなかの映画。全編夜のシーンなのは、吸血鬼が主人公だから致し方ありません。弾が従来の純銀のブリッドから、硝酸ブリッドに変わると、発射音が変わるのに注目!しなくていいか・・・。彼女が打ちまくりまくる拳銃は、ベレッタM92Fフルオート仕様やワルサーP99、H&K USP MATCH。あまり書くとネタバレになるのでこの辺で!そういう意味でも、結構楽しめますよ!
出演:ケイト・ベッキンセイル,スコット・スピードマン,シェーン・ブローリー,マイケル・シーン
監督 レン・ワイズマン 2003年
BOSS的には・・・★★★★☆