2007.06.18
AEON FLUX 邦題:イーオン・フラックス
前回、「スタンドアップ」で社会派を見事に演じた美女シャーリーズ・セロンの近未来SFアクション。どうもこの手の映画はかくあるべきという不文律でもあるのか、彼女も美しい金髪を黒髪に染めての熱演です。
人類の99%がウィルスによって死滅してしまった2015年。人類はその抗体を開発した科学者トレバー・グッドチャイルド(マートン・ソーカス)率いるグッドチャイルド家の圧制の中で、息を潜めながら、表面上は穏やかな暮らしを続けています。それから400年、秩序の維持を理由に圧政を敷く政府に疑念を抱く反政府組織「モニカン」は、君主トレバー8世の暗殺を計画。指令を受けた反政府組織の戦士イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、妹が政府によって殺され、激しい憎悪を募らせながら政府の要塞に潜入します。
シャーリーズ・セロンはもともとバレリーナを目指していたとかで、スタンドアップでは見せ場のなかった、180度開脚などもお手の物。軽ーい身のこなしで、どん臭いおっちゃんたちをばったばったと倒してゆきます。ただ、いくら見せ場があるといっても、彼女は「モンスター」ではオスカーに輝いた超美人俳優。その彼女がよりによってなんでこんな子供向けSFに?と思うのは私だけでしょうか?まあ、圧制政府対反政府組織の構図が・・・なんて言い訳を見つけることも出来なくはないのですが・・・。
ところで、映画というのはテレビよりも横長です。横長テレビよりも横長です。ってことは、縦に長いものを写すのは苦手。で、彼女のように身長180cm近くあると、どうしてもカメラは引いてしまって、そういう意味では優美な彼女の身のこなしというか、長身を撮りきれていないというもどかしさは残ります。
話し変わって、最近封切られた「眉山」の犬童一心監督は、こちらもでか系美女の松嶋菜々子の長身をあえて狙わず、うなじににじむ汗などをわれわれおっちゃんに突きつけてくるのは、助平心にはありがたいお話。
話題がすっかりそれてしまいましたが(笑)、ティーンエイジャーだけでなく、セロン・ファンだけでなく、ほんのおすそ分け程度ではありますが謎解きの要素も加わったこの映画、皆さんでごらんいただければと思います。まあ、それにしても、セロン、足長い、手も長い・・・。
出演:シャーリーズ・セロン,マートン・ソーカス,ジョニー・リー・ミラー,アメリア・ワーナー,ソフィー・オコネドー
監督:カリン・クサマ 2005年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
おすすめ平均:
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