2007.07.23

COLUMN

「ひさびさ納得の風林火山」

新しい一週間が始まりました。梅雨も明けたようです。どうせなら、昨日から晴れて欲しかった・・・。

昨日の「風林火山」は、しばらくぶりに面白かった。まあ、あくまでも個人的にですが・・・。

まずは、晴信が板垣の勧めで書いた「南無訪方南宮法性上下大明神」の旗。これで諏訪の武士たちの心をひとつにしたというお話。旗が皆のベクトルをあわせ、戦いに向けて鼓舞するということは、孫子の「兵法」にありますよね。

それから初めての大きな敗北から、晴信が人間として一皮向ける状況。威厳の鎧を脱ぎ去った、一人の武将、一人の絶対の信頼の対象である「お屋形様」が初めて姿を現しました。2代目跡継ぎから、いよいよ新しいトップの誕生です。

その晴信が、板垣をしのぶシーン。

「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵也」

城攻めとは、孫子も最も避けるべき攻めと言ったとおりで、また国を守り、統治する象徴でもあります。しかし、どれだけ城を堅固にしたとしても、人びとの心が離れてしまったのなら、国を治めることはできない。また、情けは人をつなぎとめ、結果として国を栄えさせるが、仇を増やせばやがて国は滅びるというものです。これは、後世の創作とも言われていますが、国や組織をまとめる理念としての普遍性を持っています。

週末に買ったとある本。孫子の「兵法」をベース(反面教師?)にしてるのですが、なかなか面白い。その中にも、同じような話が出てきました。偶然の一致か・・・。

さて、来週は「鉄砲」そして「景虎ガクト」が登場ですよ!

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