BOSS's Column

最近のこの手の映画は、ミラに頼りっぱなしのハリウッドが贈る「SFアクション」。

２１世紀末。地球上に新種のウィルスが蔓延し、ファージと呼ばれる感染者は、超人的な知能と身体能力を身に付けるのですが、感染後わずか１２年しか寿命がない。それでも、ファージのもつ能力を恐れた人間たち（？）は、ファージ撲滅のための掃討作戦を開始。追い詰められたファージたちは、地下組織を結成し、政府との激しい戦いが繰り広げられています。

やがて政府は、ファージ絶滅の切り札となる最終兵器を開発。その奪還のため、地下組織は最強の殺し屋ヴァイオレットを送り込みます。とろい兵士をばったばったと倒した彼女は、その最終兵器が実は９歳の男の子だと知ります。

まあ、例によって例のごとくのSFアクションですし、ミラねえちゃんですから、スレンダーなボディ全開で暴れまくります。なんで剣を使ったアクションかと思いきや、上海ロケだとか・・・。関係ないか・・・。まあ、とにかくかっこいいです。もちろん期待通り、ミラねえちゃん、脱いでくれますし・・・（笑）

ところが、子供をモチーフにしてるにもかかわらず、まったく感情の起伏を感じない。もちろん、見てるこちらも感情移入などする余地もない。だれもかわいそうな気がしないし、だれも助けたくもやっつけたくもならない、不思議な映画です。

全編、ミラのプロモーションビデオのようなこの作品。SFアクションおたくとミラファン、もしくは微乳ファンにはお勧めしておきます。

出演：ミラ・ジョヴォヴィッチ,キャメロン・ブライト,ニック・チンランド,ウィリアム・フィクトナー
監督:カート・ウィマー　2006年

BOSS的には・・・★★☆☆☆