BOSS's Column

〔ヘッケラー・アンド・コック　H&K USP〕

H&K USPは、ドイツのヘッケラー・アンド・コック社が1993年に開発した自動拳銃です。USPという名は、Universal Selfloading Pistolの略で、それまでの革新性ばかりで耐久性や機能の劣ったものではなく、自動拳銃のユニバーサルモデルを目指してゲルマンの意地を見せて開発されました。この会社もS&Wと同じように、ヘッケラーさんとコックさん（料理人ではない！）が1950年に始めた会社で、まあピアノの Steinway & sons みたいなものでしょうか？（意味不明）

ヨーロッパではNATO軍などを中心に、9mmルガー（9mm Parabellum）弾仕様が一般的ではありますが、この銃は大口径を好むアメリカ市場（これだけ聞けば、あほな国民って感じだなぁ〜）をターゲットに開発され、.40S&Wや.45ACPにも対応しています。

[USP9]
口径：9mmx19 Parabellum
装弾数：15+1発
全長：194mm
重量：770g
作動方式：ダブルアクション

[USP40(357)]
口径：.40 S&W (.357SIG)
装弾数：13+1発
全長：194mm
重量：830g
作動方式：ダブルアクション

[USP45]
口径：.45ACP
装弾数：12+1発
全長：200mm
重量：890g
作動方式：ダブルアクション

なんだか無骨で、ドイツっぽいというよりは、グラマンっぽいルックスですが、各種レバー類は、米国市場のスタンダードであるM1911系に倣った配置と操作方法となっており、また一方で軍用など寒冷地での運用も配慮された大袈裟な滑り止めがグリップにはついています。

そして、最近の自動拳銃にはライトやレーザーなど各種アタッチメントを取り付けるためのマウントレールが設けられていますが、このUSPはレール付き自動拳銃のパイオニア的な存在なのです。

ドイツ国防軍では1995年から、ドイツ連邦警察や地方警察でも私服警官向けに全長を20mmほど切り詰めた「USPコンパクト」が制式採用されているそうです。因みに、日本の警察の特殊部隊であるSATの訓練映像の中で、USPを使用している隊員がいたことから、陸上自衛隊の特殊部隊であるSOG、海上保安庁の特殊部隊であるSSTといった部隊でも使用されているのではないかと言われていますが、真相は定かではありません。

バリエーションが１０ほどあるこの銃も、映画などの出演回数はかなりのもの。ララの2丁拳銃で有名なトゥームレイダーをはじめ、コラテラル、Mr.＆Mrs. スミス、アンダーワールド、シュリ、スパイ・エンジェル、ソードフィッシュ、ダ・ヴィンチ・コード、電撃、トリプルX、ブレイド、マトリックス、ミッション・インポッシブル2、ミニミニ大作戦などなど。

ちなみにララが衝撃の一作目のイントロで、ロボット相手に打ちまくっていたのはシルバースライドモデルでしかもコンペンセイター付き競技用Matchモデル。2作目では同じUSPながらこちらはブラック・モデルでした。そうそう、アンダーワールドのセリーンも前回ご紹介したワルサーP99と入れ替えて、狼軍団必殺用の9mm硝酸銀弾仕様のハーフシルバーMatchモデルを後半バシバシと打ちまくっておりました。

〔アンジェリーナ・ジョリー〕

本名：Angelina Jolie
生年月日：1975年6月4日 (ミラ・ロボと同い年！)
出身地：アメリカ合衆国　ロスアンゼルス

出演作品：

サイバーネット　(1995)
狂っちゃいないぜ　(1998)
ボーン・コレクター　(1999)
17歳のカルテ　(1999)
60セカン　(2000)
ポワゾン　(2001)
トゥームレイダー　(2001)
ブロンド・ライフ　(2002)
トゥームレイダー2　(2003)
すべては愛のために　(2003)
テイキング・ライブス　(2004)
アレキサンダー (2004)
Mr.&Mrs. スミス　(2005)
グッド・シェパード　(2006)
べオ・ウルフ　(2006)

こうやって改めてみると、随分彼女の映画見てるなぁ〜。それは、あのたらこ唇とナイスバデーのせい？彼女的には、ララのキャラは最初オファーを一度即座に断ったほどいやだったようですが、私にとってはやはり、アンジェリーナ＝ララで全くの同一人物。

というか、彼女のガンさばきって、ハリウッドでも男優女優を問わず１、２を争う華麗なものだと思いませんか？例の（笑）ブラビと競演した「Mr.&Mrs.スミス」では、ブラビがかすむほどの華麗な演技を見せてくれます。コラテラルのトムクルーズ並み！まあ、とにかくトゥームレイダーのサイモンとの一騎打ちは、そのシーンだけを繰り返し繰り返し、飽きもせずに見てしまう、私は病気でしょうか？（その通り！）

そんな彼女、2006年の「ハリウッドAリスト俳優（人気とギャラが高いハリウッド俳優）で最も人気がない俳優」で堂々2位。ちなみに1位はトム・クルーズってのも笑えるというか、納得できるというか・・・。演技はさておき、いろいろとお騒がせな私生活が問題なのかな？

十代の頃、交際していた彼氏とナイフで傷つけあって快感を得てたとか、元夫のビリー・ソーントンとはお互いの血の入ったカプセルを持ち歩いていたとか、趣味はナイフ集め、でもってタトウーマニアだとか・・・結構エキセントリックな印象がありますが、ってか「エキセントリックが裸で歩いているようなもの」かもしれませんので、ブラビのように実際お付き合いするのはどうかとは思いますが、それでもやっぱり惹かれますなぁ〜、ガンさばきの華麗な美女には・・・ってことで、「Guns & Roses」に落ち着くわけですよ！

ブラビとの一騎打ちはまたいずれ！