2007.09.12

COLUMN

「誇り・・・プライド」

安倍首相が突然辞任しました。昨年の就任当初は、ある部分期待もしていたのですが、誠にもって残念なエンディングでした。このタイミングだと、どう理由らしいものを並べても、具体的に何かしかるべき責任を取っての辞任とは言えない。「小沢さんに会談を断られたから・・・」えーっと、ままごとやってんじゃないんですから・・・。そんなことを言うこと自体が、吉本新喜劇並みである事を、彼は気づいていないのでしょうか?そんな理由では、誰〜も納得しません。

じゃあ、本当の理由は何?「すねちゃった」とは判断したくないので、やる気がなくなったと言うことでしょう。気持ちはわかります。しかし、1億数千万人の生活を背負った、世界屈指の国のトップが、いやになったからそのタイミングで降りることなど許されるのでしょうか?

少なくとも、人の上に立つ者は、人の上に立つことになった者は、自分がいやになったからとか、やる気がなくなったからとかという、いわゆる「自己都合」で降りることなんか許されるはずがない。人の上に立つということは、家来や手下が出来たと言うことでは決してありません。自らのすべてを賭して、部下を配下のものを守ると言うことだと思うのです。あるべき姿を目指す経営者経営幹部は、すべて同じような思い、信念を持って経営をしているはずです。百歩譲って極度のうつ病だとしても、やはり立場上許されることではありません。

「自ら進んでそうなったのならいざ知らず、やらされてるだけだし・・・」

「なら、最初からやるなよ!」

いや、まあいいんですよ、やめたい奴は。ただそれだけの人間でしかないと言うことで。ここで「男なら」とかいうと、セクハラになってしまうのでしょうが、あえて言います。

「男なら、しゃんとせいよ!お前、プライドだけは捨てんなよ!」

怒鳴るのが男じゃない。力ずくでも、巻き舌でもない。「男はプライド」だよ!

日本もとことん落ちたものです。近隣諸国からなめられても、これじゃ仕方ないです。やっぱり、自分の身は自分で守らなきゃいけないのかなぁ〜。

ああ、日本には「サムライ」はもういないのか?

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