2007.09.22
心の時計
「こんにちは」ならときめいて
「さようなら」だと落ち込んで
片手で数える思い出と
つなぐ手探ったあの頃は
たとえ溢れる想いでも
伝える言葉はシンプルだった
「アイシテル」
ところがどうだいこの頃は
いつから?いつまで?どのくらい?
世界中の誰よりも?
そして遥かに永遠に?
こうこうしかじかそういうわけで
君のここんとこがこういう風にって
おまけに顔文字までつけなくっちゃ!
ハートマークはひとつでいいか・・・
でもね聞いて欲しいことがある
僕の心はあの頃と
ちっとも変わっちゃいないんだ
この世の中も僕たちも
たいそうややこしそうだけど
僕の君への想いはね
いたってシンプルそのものさ
「アイシテル」
ねえこの5つの文字で
想いのすべてをわかってよ
ねえこの5つの文字だけで
柔らかな微笑返してよ
「アイシテル」
伝えたいのはそれだけなのに
わかって欲しいのはそれだけなのに
クレオパトラのように欲張らないで
楊貴妃のようにせがまないで
君は君だし
僕は僕
君のほかには君はいないし
僕のほかには僕はいない
この腕に包まれて
鼓動に耳を済ませたら
出合ったあの頃と同じように
僕のハートは5文字ずつ
君と生きてるこの時を
チクタクチクタク刻んでる
ほら聞こえるだろ
「ア・イ・シ・テ・ル」