2007.11.13

Books

「守りを固めれば、負けはしないかもしれないが、勝ちもしない。」

何故なんだろう・・・今朝のミュージック・プラザもチャイコにチャイコ。くるみ割り人形やら悲愴やら・・・。別に生誕○百年でもないし。某国営放送の陰謀?KGBのからみ?まあ、朝から「悲愴」もヘビーですが・・・

今日は午前中2件のお客様サポート。一件目では、いろいろと新しいビジネスのヒントもいただきました。美味しいコーヒーを、ありがとうございました。2件目を廻って昼休みに帰社。午後からは、システム・チーフの運転で納品検収のため、お得意様を訪問させていただきました。検収も無事完了。それにしてもチーフ、ベレッタくらいは知っといてよ!ってか、このブログ、よく読めよ!そっか、次回の人事考課のテストは、このブログから出題します。途中の車中で、あちこち依頼やら、意味不明の内容のお電話を。失礼いたしました。

戻って、もう一件のお客様サポート。帰社してメールやら電話の対応。夜はWebデザイナー講習の2日目。今日から実践の画像作成。早いですよ!

「おれにっ、ついて〜こいっ!」

(振り向くとそこには、誰もいない)

帰りのエレベーターでは知人にハッとしてグー!ラマンのお話で盛り上がりつつ、おやすみなさいで帰宅。食事を終えて風呂を出たら、もう11時となりました。ということでブログを終えると、中身の無いブログとの御批判をいただくので、少しは気の利いたお話を!

昨日の体験報告でチラッとお話した、「コアコンピタンス」についてのご紹介。実はこれって、ハメルとプラハラードって偉い人が1994年に著した「コアコンピタンス経営」という本が元ネタです。経営コンサルを名乗る輩は誰でも知ってますし、どこかの会社の事業内容を見て、コンサルするネタがなくなると「御社のコア・コンピタンスは?これがないと、グローバル競争と情報化社会では生きて行けませんよ!さあ、構築しましょう!請求書送ります!」ってな具合になります。

では、本当に私たち中小零細企業にコア・コンピタンスは、会社永続の必要条件なのか?たとえばどこにも真似のできない事業を始めたことで、しっかりとやってる会社もあります。そもそも、競争など起こりえず、新たな参入の脅威も全くなければ、こんなものは必要ありません。競争というか戦いがなければ、武器は必要ないのです。ヘミングウェイではありませんが、「武器よさらば!」です。

そういえば、学生の時にヘミングウェイはよく読んだなぁ〜。で、話を戻して。報告では、「皆さんが強みと思っているのは、実はただのアドバンテージではありませんか?本当の強みとは、他者が簡単にまねの出来ない、コアコンピタンスと呼ばれるものです!」と力説しはしましたが、そんなものなくたって大丈夫。力でねじ伏せればいいし、責めてきたらその時だけは一目散に退散すればいいし、今時流行らない談合かカルテルでもやって、戦いをしなければよいのです。だって「○○組合」などといって、公然とこの弱肉強食を避けている業界とかって、まだまだありますよね!

マスコミに煽られて、やれグローバル競争時代だ!大競争時代だ!って、あわてふためく必要はありません。自社の事業は何か?市場はどこにあり、いつまで自社にニーズを提供してくれるのか?それをしっかりと見据え事業展開してゆくほうが、コアコンピタンスを構築する為に、限り有る経営資源を投入するよりは、ずっとお得な経営となるでしょう。と、言い訳を言って、うちは自社の強み探しをやめるのか?コメントは差し控えさせていただきます。

いずれにしても、このコアコンピタンスなるものの本質に触れてみたい方には、この本をお勧めしておきます。ああ、金欠のHALさんは決して購入されませんように!

コア・コンピタンス経営―未来への競争戦略 (日経ビジネス人文庫)
ゲイリー ハメル, Gary Hamel, C.K. プラハラード, C.K. Prahalad

おすすめ平均:4
4題名は誤解を招く
3特段新しくも無い
4コアコンピタンス

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でも、キーワードはこちらの方がわかりやすいかも?

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ジェームズ・C. コリンズ

おすすめ平均:4.5
5英語力があるならば原書で
5企業の永続的な成長の秘訣とは?
5改めて読み返しましたが、やはり偉大な書です

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ところで、世の語り部たちよ!もっと本を読んで、勉強してからにしたら!?

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