BOSS's Column

前作M:i-2では、あまりにかっこいいヒーローをやりすぎたと言う反省からか、今回はかなりドラマ性とスリル、サスペンスに振った内容となりました。もうワイヤー・アクションも食傷気味ですしね！逆に言えば、ごくフツーのハリウッド映画になったと言うことでもありますが。

結婚披露パーティーを催すイーサンの元に、新しいミッションが下ります。だからスパイは、恋人とか家族はタブーでしょ！

イーサンの妻ジュリアを演じるミシェル・モナハン。キスキス・バンバンでは、キュートなバストを披露してくれましたが、今回もなかなかの熱演でした。

ナイスバディはマギー・Qも同様ですが・・・。ああ、あまり過激な期待はされないように！

どっかのCMのようなシーン、過剰な露出の真っ赤なドレスですが、脇の辺りを見ると、確かに例の豊乳疑惑が・・・。

マギーは脇役と言えば脇役ですし、大した演技をしているわけでもないのですが、なかなかの存在感でした。っておもうのは、やはり根っから東洋人好きの私の偏見でしかないのかもしれませんが・・・。ダイハードでは茶髪の悪役でしたが、やはり黒髪の方が彼女らしさがあるような気がします。

あと、「カポーティ」でアカデミー賞主演男優賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマン、本当に憎たらしくって、勧善懲悪を超越して、イーサンでなくても「コノヤローッ！」って感じ。

前作のように車やバイクの華麗なライディングはなく、今回イーサンは走って走って走りまくり。でもって、のっけからそうなんですが、捉えられ痛めつけられ、涙ぼろぼろ流してます。

でもって、後半の舞台は上海のお馴染みの場所でのロケです。

もちろんガンアクションも健在。でも、ドラマ性へのシフトのせいか、華麗な発砲シーンというよりも必要最低限度の発砲でしょうか。中盤の橋上シーンでは、ピストルでヘリは落ちんだろうのかなり無理のあるおったまげ。そしてラストでイーサンが、ジュリアに「これはベレッタ９２Fというピストルで・・・」と彼女に愛銃を手渡します。

イーサンに変わってベレッタを打ちまくり、マガジンを装てんするジュリア。それよりもちょっぴりぽっこりしたおなかがセクシーです。それにしても、アップではカメラを手持ち風にぐらぐらさせてるのは、マイケル・マン風の演出ですか？

こちらは同じくジュリアがイーサンに蘇生を行うシーン。ええーそんな肉付きよかったかなぁ〜。って、イーサンなんかどうでもよくって、すっかりおじさん視点の鑑賞になってやしませんか？？？ああ、わたしです、それは・・・。

それにしてもダイ・ハード４もそうですが、悪いやつはBMW７シリーズなんですなぁ〜。

でもって、２台いっぺんにお釈迦です。

１作目、２作目を過ごしてこの３作目。結婚してしまったから次作の方向性はなかなか大変でしょうが、他の映画のようにハイテクと徹底的に対峙してアナクロを絶賛するのではなく、スパイって仕事はやっぱり、人間が走り潜入しミッションを成し遂げなければならないということを教えてくれる貴重なシリーズです。悪いことするのは人間。だからやっつけるのもやっぱり最後は人間でなきゃね！しかし、★４つの理由は、ひたすらミシェル・モナハンとマギー・Qかもしれませんなぁ〜。

監督 J・J・エイブラムス　2006年
出演もしくは声の出演 トム・クルーズ 、フィリップ・シーモア・ホフマン 、ヴィング・レイムス 、マギー・Q 、ジョナサン・リス＝マイヤーズ 、ミシェル・モナハン

BOSS的には・・・★★★★☆