2007.12.04

COLUMN

「狩猟民族 西奔西走」

火曜日になりました。新聞雑誌・ダンボールの日です。予告どおり、朝一会社を出発。まずは1件目のお客様を訪問させていただいて、システム構築の概要打合せ。2件目は市外へ。納品の立会いといいますかちょっとお手伝い。をしながら、追加機器の打合せ。追加御用命もいただきました。

午後からはサイトリニューアルの企画に関する打合せ。やはり技術論の枝葉より、お客様のビジネスのお話の方が面白い。どうかよろしくお願いいたします。その後、再び市内に移動してお得意様を訪問。リニューアルやら数件の新規サイトのお引き合いをいただきました。そして、またお客様を訪問。この段階で予定の時間ぴったり。経営コンサルの方々を交え、システム構築に関する詳細打合せ。目的はシステム構築ではなく、それを使って何をどう管理するのか。お客様の目的が、私たちの目的。これはうちのミッションです。よろしくお願いいたします。

そんなこんなで、もともとない頭を結構こき使って一日を過ごし、帰社は昨日に引き続き夜もしっかり暮れてから。戻って、デスクワークの最優先事項のうちの、その中でも超最優先事項だけ10件程度を処理して、もう10時を過ぎている。正直、へろへろです。この歳になると、もうちょっと上澄みのところを、逆に深く思考する様な時間を持ちたいものですが、現実はそんなこと許してはくれない。そんなことは週末にでも、ゆっくりどうぞ!と言わんばかり。いやいや、休みぐらいは仕事以外の時間を持たせてください。お願いいたします。

といいつつも、移動中などではなるべくリラックスできればと思い、先週来よりアルゲリッチのラフマニロフのピアノコンチェルト3番を持ち込んで聞いています。先日、ちょっとした失策から、カーコンポを新調してしまったお話をしましたが、結果として、よく聞くロックやポピュラー、JAZZなどは2倍よくなったとお話しました。でもってこのコンポ、クラシックだと3倍くらいよくなったのです。うっしっしです。といいますか、以前のコンポがクラシックはぼろぼろで、とてもまともに聞こうとは思えない代物だったというおまけつきなのですが・・・。

で、今度のコンポ、お話したとおり、楽器というか音の分解能が上がってますし、小さな音でも粒立ちがいい。そしてサブウーハーの60Hzあたりから、ツィーターの18000Hzあたりまでのつながりとバランスがとてもいい。ということは、クラシック、それもシンフォニーなどでもちゃんと聞けるわけです。まあ、色合い的にはどうしても明るい原色というイメージなので、北ヨーロッパの深い森というよりは、ベニスの運河沿いの町並みと言ったところでしょうか?ヴァイオリン、ビオラ、チェロが聞き分けできる弦楽器系はそこそこですが、ラッパ系はやはり押しが強い感じ。しかしピアノなどの独奏楽器は、倍音も含めてよく響きます。

そんなことで、先週はこの映画「シャイン」で有名なロマンティックな調べを聴きながら、紅葉の並木道沿いを移動しては、ほんのひと時の安らぎに浸っておりました。菊池寛通り西の道沿いの、まっ黄色のいちょう並木を抜ける時などは、もう言葉を失うほど美しい瞬間でした。

で、今日は朝のFMで第四楽章がかかっていたマーラーの5番、それも最もドライビング・ミュージックに適していると判断したマゼール&WPOをチョイス。第2楽章は、ワグネリアンらしいよな〜などと、「いい音」に浸りながらの西奔西走でした。いや、訪問先がすべて、うちの会社よりは西にあったものですから・・・。そんなわけで、移動中はクラシックに浸りながら後席でふんぞり返って・・・なんてことは不可能なわけで、事故を起こさない程度に緊張もしながらの一日でした。もう、日付も変わろうとしています。そろそろ読書タイムとさせていただきます。皆様も、ロマンティックな人生をお過ごしください。明日はジキルです。おやすみなさい。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

おすすめ平均:4
5アルゲリッチの魅力を堪能できる1枚
5なんという気品に満ちた演奏
1雑な演奏

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マーラー:交響曲第5番

おすすめ平均:4
4ウィーンのマーラー
3フィナーレはなかなか
5「隠れた名盤・ロマン派マーラー」

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