2008.01.30
「今日はご機嫌ナナメ マイナス273度」
今でもよく、第一印象が悪いと言われます。見た目の印象です。一方、話をしてみると・・・真面目すぎるとか、固いとかも言われます。理屈っぽいのは幼少の頃からですから、「すずめ100まで踊り忘れず」です。(正しい喩なのか?)よく、サングラスはかけないほうがよいと言われます。遺伝的に薄い眉毛を見て「剃ってる・・・」と小声で言われたりします。なるべく、巻き舌は使わないようにしています。
好奇心で寄って来る幼い子供を、まるで誘拐犯を見る眼差しで手を引き遠ざける、見ず知らずのお母さんに出会ったこともあります。気難しくて短気だとも言われます。昔は「毒舌家」と言われて喜んでいたし、人を論破することが学生時代の数少ない趣味でした。ボキャブラリーが豊富に見えるとしたら、それは理論武装の鎧の一枚なのです。
ゴシックもロココも理解できない自分は、理論武装しかないと考えていました。心を理解する為に、ユングやフロイトも読みました。バシュラールに空間の中身を探したり、ショーペンハウアーに意思の意味をたずねたり、キェルケゴールから生の本質を学ぼうとしたこともあります。
そんなわけで、あまり人から褒められたことはありません。
ただ、社会の中で社会を構成する一員としてその輪の中で暮らさせていただくには、いくばくかの自己矯正や自己欺瞞、本音と建前の使い分けや、親しみを持ってもらうための作り笑顔などを、数多くの痛い思いと高い授業料によって手に入れました(と、本人は言っています)。
そういう、いわゆる社会勉強を通して、あるいは先輩の方々のご指導により、半人前ながらも社会の通行証をいただき、明るい笑顔と穏やかな性格を身にまとったはずの私ではありますが・・・。
今日は相当、ご機嫌ナナメでした。
こんな日は、「君子、危うきに近寄らず」。とばっちりを食らった某女史。そもそも悪いのは、実は私の機嫌です。でも、筋は通しましょう。
そう、何がどうあっても、筋だけは通さなければならない。これが仁義というものです。なんだか、高尚なお話のはずが、任侠の世界になってしまいました。
相変わらずチャイコの5番でも聞きながら、そろそろ寝ます。
明日は、いい日でありますよう〜に!