2008.03.01

COLUMN

「圧倒的なもの」

自らの持っている力を遥かに超えて、常に何かに立ち向かう日々。残されたわずかな時間の中には、安らぎのかけらもありません。安らぎが必要かどうかさえも、考え感じる余裕がない。立ち向かっているというよりは、攻められ続けているからでしょうか?そうなんでしょうねぇ〜。

安らぎって一体なんなんだろう・・・

心が穏やかで、平和な状態?楽しすぎて大笑いしたり、はしゃぎすぎて躁状態、ではないですね。静かな落ち着いた時間?BGMに、マーラーとかは決して駄目ですね!モツのレクイエムとかもちと違う。

でも週末の今、何となく安らぎとかいうよりも、何か絶対的なものに身をゆだねたい気分です。祈りとか読経のような穏やかなものではなく、たとえばワグナーの大音量に心身を同化するような・・・。

絵とか空間でもいいんでしょうね。矮小な私に迫ってくる、圧倒的なボリューム、無限と思えるパワーと抗し難い魔力、かすかな芳香。心も頭もズタズタにされてなお、自らを包む残り香の漂う真っ白で希薄な充足感。

そんなことを考えているうちに、恐らく週末は終わり、またまたアキレスは立ち向かっていくのでしょうねぇ〜。あっと、アキレスではなくぴゅっぴんでした・・・。

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