2008.03.06

COLUMN

「美しさの序章」

今日も一日、ほほ出ずっぱりでした。

ところで、「美しさ」はやはり「移ろいの中にひっそりとたたずんでる刹那なもの」だと思います。

絵画や彫刻や写真は、その刹那を切り取った瞬間に過ぎない。ある画家が、そういう意味で音楽家をうらやんだと言う逸話があります。しかし、音楽さえも演奏の瞬間に、空気の中に消え行くもの。

私たちは、CDなどで記録された音を耳にするのですが、それは本来は写真やビデオを見ているのと同じなのですね。そういうことを信念に思っていたコンダクターが、今は亡きチェリビダッケでした。対極にいたのがカラヤン?

ちなみにカラヤン嫌いの私は、彼のアルバムは1枚だけしか持ってません。まあ、沢山の女性をクラシックの世界に引き込み、また大きく裾野を広げたと言う意味で、彼の功績を否定するものではありませんが・・・。正直、クラシックのトヨタです。

ちなみにつまらないTVは消して、今夜はラフマニノフのホ短調交響曲。第3楽章はシベリアの雪をも溶かすほど、甘く切なく「美しい」です。

ラフマニノフ:交響曲第2番
スヴェトラーノフ(エフゲニ)

ポニーキャニオン
2003-06-18
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おすすめ平均:4
4ラフマニノフって、交響曲書いてたんだ・・・。



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