2008.03.17

COLUMN

「運命の力」

3月後半戦が始まりました。昨日はF1開幕戦のTV放映が夕方にあったようで、その時間私はクラシック三昧。し、失敗したーっ。

結果は、1位がハミルトン、2位に我がザウバーのハイドフェルドが5秒差で入り、日本人では中島一貴が堂々6位、悟とうちゃんもさぞ喜んだことでしょう。ちなみに出走21台中、完走8台という荒れたレースだったようです。だからって言ってるは、誰???

今日からワンダーには新しい仲間が増え、この春さらなるパワーアップです。ご期待ください。その分、社長はパワーダウン・・・しちゃあいけませんね、がんばります。

時節は春、新しい季節の始まりです。そして、公私共にこの週末、なんだかとてつもなく大きなものが動き始めた、想像を超えた大きな変化の始まりを感じています。

それはまだ、はっきりとした姿かたちを見せてはくれないのですが、とてもとても大きな地殻変動のようなものが、ゆっくりと静かに始まったような気がするのです。そう、あのマーラの第一交響曲の冒頭のフラジオットのように・・・。いと高き天から、舞い降りてきたかのように・・・。

1年半ほど前、ふとしたきっかけで始まったとある物語。それは次第に大きなうねりとなり、私の見も心も捉えて放すことなく、月日を経るごとにますます大きくなってゆきました。

そしてそれを、私は「運命」だと信じていました。あまりにもドラスティックな変化を突きつけながら、それはやってきたから。運命とはそういうものだと思っていました。避けがたく、受け入れることだけが望ましいもの。自ら望んで、受け入れるもの。

しかし、甘んじることに心を決めたその「運命」とやらは、ある日突然目の前から消えてなくなりました。まるで朝露のように、祭りの後の静けさのように・・・

それは「運命」ではなかったのでしょうか?いや、それもこれもやはり「運命」だったのかもしれません。

そしてこの春、私の周りに密やかにたたずむひとつの気配は、そんな目に見える代名詞を与えるに適切な姿かたちをいまだ伴わず、ただ霞のように、薄紫の煙のように、私の周りにたたずみ、私を包みこみ、私を守るかのように静かに、しかし何か確かな存在として、今ここにあります。

それはまた、いずれ消え行く物として気まぐれに訪れた、あのいたずらっぽい目をした「運命」なのか、それとも長くとどまり、遠くない未来には私自身を弔うほどのレクイエム、鎮魂としての「運命」なのか・・・。

淡く光るその心地よさに、このやせ細ったココロをゆだねてみましょうか。今はまだ、幼い私には、何もわかりはしないのだけれど・・・。

で、今日のタイトルは、ヴェルディのオペラから頂戴しました。なにせ夕食は、ほうれん草のパスタだったものですから、BGMはやっぱりイタリア・オペラかカンツォーネですよね!

ヴェルディ:運命の力 全曲

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