2008.03.02

Movies

THE WAY WE WERE 邦題:追憶

この週末は、昔々にタイムスリップ。自分の歩んできた道、The Way I Was・・・

時は第2次世界大戦のさなか。政治活動に熱中するロシア系ユダヤ人の女子苦学生ケイティ(バーブラ・ストライサンド)と、スポーツと恋愛の日々を過ごす普通の学生ハベル(ロバート・レッドフォード)は、大学で籍を同じくしてはいましたが、全く異なった生き方をしていました。

やがて大学を卒業し、それぞれの人生へ。ある日二人は、偶然ニューヨークで再会します。彼女のアパートで一夜を共にするのですが、どうしても二人はそりが合わない。逃げるように部屋を出てゆくハベルを、見送るケイティ。しかし、次第に二人の間には緊密なものが生まれ結婚、ハリウッドに引っ越します。

なんとかハベルの脚本が売れ始め、二人の愛の生活にも平和が訪れようとした頃、ハリウッドにも共産主義者狩のマッカーシズムが荒れ狂い始めます。ケイティは持ち前の主義主張により、反マッカーシズム運動に力をいれ、そのために職を失うことを恐れたハベルは・・・

まず、自己主張というか政治志向の強いケイティが好きになれるかどうかで、この映画の評価は大きく違ってくるでしょう。最近のノンポリの、特に若い女性の方には、そこが関門かもしれません。逆に、そういうものを超えて、素直に感情移入できるのかもしれませんが・・・。

恋愛ありきの現代の視点から見れば、滑稽と言うよりは奇異にも見えるケイティの言動。うんざりしてあたり前だと、どうしてもハベルに同情してしまいがちです。でも、もしかすると私たちも、ケイティとは違う何かを、それがその人の「信念」に近ければ近いほど、こういう状況ってありがちなのかもしれません。

自分とは同じではない人間同士が、本当に一緒になるためには、乗り越える為に努力しなければならない壁がある。壁にぶちあたって壊れる恋、乗り越えようとして血だらけになり命を落とす恋。それもこれも、The Way We Were なのでしょう。

あなたには、乗り越えるべき壁がありますか?取り戻したい追憶がありますか?

古い映画ですが・・・大好きです。

出演:バーブラ・ストライサンド,ロバート・レッドフォード,ブラッドフォード・ディルマン,ロイス・チャイルズ

監督: シドニー・ポラック 1973年

BOSS的には・・・★★★★

追憶

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2007-01-24
Amazon.co.jp ランキング: 18810位

おすすめ平均:4.5
4NO.135「つ」のつく元気になった洋画2
4自分の青春時代を思い出しながら
5追憶

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