2008.04.10

COLUMN

「ほんまもん」

今日は午前中から、大先輩を訪問し、いろいろとご教授いただきました。今日も、知恵と勇気をいただきましたが、なによりも「暖かい心」をいっぱいいただきました。いつものことではありますが、「感謝の極み」です。

午後からは、高速を移動してお客様を訪問。貴重なお時間をありがとうございました。その後、市内のお客様を訪問。ご用命、ありがとうございます。帰社して、アポイントやら見積もりやらあれこれ。

夜は同友会の役員会。○AYASHIさん、支部長挨拶、飛ばしましたよ!たくさんの方々からの貴重なご意見をいただき、ほぼ定時に閉会。その後、ビジネスのお話をしながら、ピッツァをほおばって帰って参りました。明日は会議1本にお客様来社1件、お客様訪問3件。週末の夕方まで、めいっぱい働きます。

さて、今日は「本物志向」について。最近はあまり「本物」などという言葉を聞かなくなりましたが、世の中が閉塞感でいっぱいになると、時々ささやかれるようになります。

読んで字の如く、本物を志向するということですから、否定するのは「偽物」。逆の行為は「偽物志向」、いやこんな言葉はありませんよね。フェイク以外は、誰も偽物をあえて志向しようとは思わないはずです。

でも世の中には「偽物」は確かに存在します。それは本物をまねたものであり、嘘でくるまれた本物とは全く異なるもの。偽ブランドとか、牛肉の偽装などもそれにあたるのでしょうか?消費期限改ざんは、ちょっと違いますが・・・。

で、偽物にとって本物とは何か?

それは世の中の、少なからぬ人たちが、他のものとの違いを明確に認識し、実際そのものに価値のある異質な特性が内在、もしくは持ちえているもの。それが製品群であればブランドになりますし、物真似されるタレントや俳優であるわけです。市場や需要が価格を決めるのではなく、価値と供給が価格を決めれるものと言ってもいいでしょうか?

しかし、回りには「本物」と言いながら、単に他との差異、つまり個性的である、もっといえばちょっと変わってることだけを取り上げて、「ほんもの」などとのたまう連中がいる。ただの変わり物でしかありません。

数年前、「ナンバーワンではなくオンリーワン」って曲が流行りましたが、私はそうは思いません。もちろん「ナンバーワン」なんて、そう簡単に手に入るわけはない。しかし、「オンリーワン」などという安易な差別化に安住することなく、「ナンバーワン」を目指して努力し続けること。それは険しく気の遠くなるほど遠く、たどり着く保証の全くない、しかし最短の「本物」への道だと思うのです。

「あいつは本物だ!」と言われたいですが、無理かもしれません。せめて「あいつは本気だ!」と言われるよう、全身全霊を傾けてがんばります。あっと、社員の皆さんも、一緒に唱和願います。だ、誰ですか?寝てるのは?

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