2008.07.30

COLUMN

「ばあちゃんの一言」

今日は朝からお客様を訪問し、大型案件の実質のキックオフ・ミーティング。精一杯やらせていただきます、どうかよろしくお願いいたします。午後からは別のお得意様を訪問し、企画説明ほか打ち合わせ。こちらも大型案件です。よろしくお願いいたします。体調も大分戻ってきて、夜は同友会のプロジェクト委員会に参加。中身もさることながら、支部相談役の方々に短い時間でしたがご意見をいただけたのが、なによりの成果でした。

さて、一昨日の「見知らぬ青年を乗っけた事件」に関して、沢山の方々からいろんなご意見をいただきました。ありがとうございます。

たしかにおっしゃるとおり、今はとっても「デンジャラスな平成の世」。私の生まれ育った「暢気で平和な昭和」の時代ではないのですよね。会社をあずかる経営者として、軽率な行動だったと思います。ただ、この「お人良し」な性格って、多分一生直らないですね、この歳になると。せめて、リスクというものを常に意識するしかないのでしょうが、それにしても悲しい時代になりました。

いまから四半世紀も前、学卒の私が始めて車を買う時の事です。

私自身は大学4年間悩みに悩んだ末、当時人気のあったフェアレディZという2人乗りの車を買うつもりでした。そんな話を家族にすると、今はなくなったシゲリばあちゃんがポツリと一言。

「困ってる人を乗せれんような車を買っちゃいかん・・・」

もちろん、「何時でも誰でもカモン!カモン!」とか、バスを買ってボランティアで運行しろ!とかという意味ではなく、例えば当時便数の少なかった田舎のバス停で、知り合いとかが待っているところに通りかかったら、迷わず声をかけて乗せてあげなさいというような意味です。

もちろん、今は一家に一台の時代ですし、当時でも見ず知らずの人を誰でも乗せていいということではないのですが・・・今日、お話をお伺いしてて、ふとそんなことを思い出しました。

事が仕事であれば、とにもかくにも最初からリスクを考えながらやってるつもりです。でも、何時でも何処でも、疑うことから始まる人間関係って、昭和生まれのおやじには寂しいばかりです。

だからこそ、「古き良き時代」というのでしょうか?まったくもって、トホホです。

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