2008.07.27
TOMB RAIDER 邦題:トゥーム・レイダー
なんと言っても、イントロのララと殺人ロボット、サイモン(監督?)とのバトルは、ガン・アクション好きでしかもちょっとエロ好きなおじさんにはたまりません。この部分だけ、何度繰り返し見たことか・・・。
世界中でヒットした人気ゲームをアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化したアクション・アドベンチャー。
並外れた美貌と反射神経、運動能力に有り余る資産(これが大事!)を持ったトレジャー・ハンター、ララ・クラフト(アンジェリーナ・ジョリー)は、ある日父の遺品の中から、不思議な置時計を見つけます。実はそれは、天空の惑星が一列に並ぶ瞬間に、世界を支配できる長大な力を手に入れることが出来る聖三角形を手に入れる鍵だったのです。
その聖三角形を同じように手に入れようとたくらむ秘密結社と、その手先パウエル(イアン・グレン)、かつてはララと恋仲だったアレックス(ダニエル・クレイグ)の3人が、敵になったり協力したりしながら、次第に石片の謎に迫ります。
そもそもの原作がコンピュータ・ゲームなわけですから、「しっとり」とか「ヒューマン」なんて事にはなりません。アドベンチャーというよりも、やはりドライなアクション映画です。それ以上でもそれ以下でもないわけで、ジョリーの格闘シーンなど全く興味がない女性の方には、3流ギャング映画との違いは全くありません。
もちろん、ジョリー・ファンは必見ですし、実際この映画を機に彼女はメジャーへ(?)の階段を登っていくようになるわけで、そういう意味では、はまり役の彼女のプロモーション映画といっても過言ではありません。台本を見て、当初彼女はキャンセルしたそうなんですが・・・、「ブロンド・ライフ」なんかよりはずっといいと思うし、実生活でもかなりエキセントリックらしい彼女の性格にぴったりだと思うのですが、この頃はまだ、ハリウッドで猫っかぶりしたかったのでしょうか?
イアン・グレンは、やな男のはまり役ですが、ダニエル・クレイグはこの映画の煮え切らない3枚目、アレックスの印象が強すぎて、どうも「カジノ・ロワイヤル」が007シリーズの映画だと思えないのは、何も私だけではないはず。というか、ボンドよりもアレックスの方が似合ってまっせ!
まあ、アクション映画に変な構築性を求めること自体ナンセンス。色っぽい唇をとんがらせて、吹っ飛びながらUSPぶちかますアンジェリーナ・ジョリーを、全身全霊で堪能いたしましょう!
ちなみにこの作品で、2001年ゴールデンラズベリー賞(毎年「最低」の映画を選ぶアメリカの映画賞)ワースト主演女優賞に見事ノミネートされております。
出演:アンジェリーナ・ジョリー,イアン・グレン,ダニエル・クレイグ,レスリー・フィリップス,ジョン・ヴォイト
監督:サイモン・ウェスト(2001年)
BOSS的には・・・★★★☆☆
ジェネオン エンタテインメント
2002-03-22
Amazon.co.jp ランキング: 21589位
おすすめ平均:
インディジョーンズの女バージョン
アクションあり、初々しさありのアンジェリーナ・ジョリーがよいです
ララ・クロフト!!
Amazon.co.jpで見る by Azmix