BOSS's Column

レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコビッチ、アンジェリーナ・ジョリーが出演、監督はバック・トゥー・ザ・フーチャー・シリーズのロバート・ゼメキスが描く勇士の物語とくれば、見る前からかなり興奮しますが・・・。

700年ごろのデンマーク。気高き（ちょっと嘘つきの）戦士べオウルフ（レイ・ウィンストン）は、とある国を荒らしまわる忌まわしき悪魔「グレンデル」を退治するため、海を越えてやってきます。見るもおぞましいグレンデルとの戦いに、素っ裸、素手で立ち向かったベオウルフは・・・。

えーっと、実写ではありません。これってなんという技術なんでしょうか？実際の人物をCG化したもの。その効果で、ものすごいアクションの映画に仕上がっています。

しかしこの手の技術はまだまだ発展途上。人肌の表現なんかはイマイチですし、動きもCGっぽくてぎこちない。ベオウルフ、すごい肉体美だなぁ〜と、感心しても、いやいや単なるCGかと思うと、どうもわたしなんぞ興ざめしてしまいます。

動きのぎこちなさは、確かにハリウッド発のアニメのあの、もったいぶった動きに近いといえば近いのですが、つまりは実写の迫力はもちろんのこと、CGと実写を組み合わせた騙しの迫力もない。はじめっから、こういう映像です！と開き直ってます。

R指定のエロい場面はありません。ありえないアクションと、アンジェリーナ・ジョリーの擬似裸体をご覧になりたい方には、是非お勧め。フツーの映画ファンにはお勧めいたしません。

出演：レイ・ウィンストン,アンソニー・ホプキンス,ジョン・マルコビッチ,ロビン・ライト・ペン ,ブレンダン・グリーソン,クリスピン・グローバー,アンジェリーナ・ジョリー

監督：ロバート・ゼメキス 2007年

BOSS的には・・・★☆☆☆☆