2008.08.18
「夏が来れば思い出す・・・」
長い夏休みも終わりました。今日は始業式。演壇に立ったスイカ腹の校長も、真っ黒に日焼けして・・・。
夏と言えばボサノバ、ですが、夏とえばレイナード・スキナードです、皆さん。って、知ってる人はいないよね!でも、一部には熱狂的なファンもいて、映画「マイアミ・バイス」では、コリン・ファレルがコン・リーに「レイナード・スキナードって知ってるか?」なんて台詞もある。もちろん彼女はフランスっぽく、「Non」と答えるのですが・・・。
あとはこれも私の大好きな映画「エリザベス・タウン」で、葬式の時に甥っ子が生バンドで「Free Bird」をギンギン演奏し、張りぼての「フリー・バード」にロウソクの火がついて大騒ぎになるシーンがあります。
あとは、大昔の映画、バート・レイノルズ主演、刑務所の看守と囚人たちのアメフト・バトル「ロンゲスト・ヤード」の挿入歌として、「Saturday Night Special」が使われていました。
「Saturday Night Special」は、ジョン・トラボルタの「Saturday Night Fever」ではありません。「低価格粗悪ピストル」のことで、土曜日の夜に起こるケンカや強盗等の犯罪に使われるような安価な拳銃のことなのです。
1964年バンド結成、1973年レコード・デビュー。1976年ごろの最盛期には、サンタナが前座をやるほどの人気バンドでした。ブルースをベースにしたブリティッシュ・カウンターカルチャーをベースにしつつも、南部独特のネイティブなカントリーテイストをもったトリプル・リードのバンド。
一方で南軍旗をイメージに使うなど、レッドネックのイメージをアピールし、ドゥービーやイーグルスといった世界制覇ではなく、我が愛するオールマンと同じように、「南部のバンド」であり続けました。
ジミー・ペイジにいかれて、黒のレスポールを買ったダチにバカにされながら、「Saturday Night Special」にしびれていたハイスクール時代。
ロック少年も成人となった絶頂期の1977年ミズーリ州マッカム近郊、ツアー移動中の飛行機がなんとガス欠で墜落。ボーカルのロニー・ヴァン・ザントら主要メンバーが死亡します。デビューわずか4年、こうしてサザンロックの勇は、「Free Bird」となって飛び去ってゆきました。