2008.08.15
Stealth 邦題:ステルス
アカデミー俳優ジェイミー・フォックスも出演!史上最強のステルス戦闘機と精鋭パイロットたちの愛と勇気と活躍を描いた、ミリタリー・アクション超大作!ついにかの往年の、海軍全面協力PR活劇「TOP GUN」を抜いたか!?
米国海軍が極秘に進めているテロ対策プロジェクトの為に、400名の志願者から選ばれたエリートパイロット、ベン・ギャノン大尉 (ジョシュ・ルーカス)、カーラ・ウェイド大尉(ジェシカ・ビール)、ヘンリー・パーセル大尉(ジェイミー・フォックス)。3機のステルス戦闘機に加え、エディと名づけられた人工頭脳が操縦する無人スティルス戦闘機が加わり、タジキスタンで移送中の核弾頭を破壊するミッションを与えられるのですが・・・。
要するに、無人ステルス機の人工知能とやらが落雷でおかしくなってしまい、暴走ついでに世界中にゴメンナサイの大迷惑をかける物語。正直彼らの任務とは、テロ対策と証して、夜な夜、他国にこっそり侵入しては、ビルごとふっとばすなんて、○ッシュでさえも思いつかない荒業。それをあたり前のシチュエーションとして受け入れると言う能天気な者だけが、この映画を堪能できる仕掛けになっています。
で、後半も引き続きやってくれます。な、な、なんと勝手に北朝鮮と戦争をおっ始めるのです。しかし、どんな状況が起ころうが、決してひるむことがないのが世界のヒーロー、アメリカン。どんな状況におかれても、アメリカ兵は決して仲間を見捨てたりはしません。美しいお話です。
人道的にも(男としても!)、あんなボデコンなアメリカ兵を、野蛮な東洋の国にほっとくわけにはいかないでしょう。唯一の女性パイロット、ジェシカ・ビールは、どう見ても1%のトップガンというよりは、Playboy誌のカバー・ガールですが・・・(そっちのほうが、競争率高そう・・・)
映像と音響の迫力は、確かに素晴らしい。空母からの発艦着艦シーンなどは、トップガンをはるかに凌駕しています。もちろん、実写でないことは差し引かなければなりませんよ。最近はこのくらいだと、家庭用ゲーム機でも再現できそうですから・・・。
そこここに、「トップガン」の影が見え隠れするのはよしとして、何百億円もの制作費をかけて、「世界の平和を守る」為の無差別殺人のあとは、やしの木陰で同僚とチュッチユしてる映画を作れるハリウッド。とても、敗戦国日本では出来ない芸当です。
さてこの映画、どう評価すればよいものやら。ギャグだとしたら絶対「★★★★★」なのですが、やつら、真面目なだけに・・・。
出演:ジョシュ・ルーカス,ジェシカ・ビール,ジェイミー・フォックス,サム・シェパード,ジョー・モートン
監督:ロブ・コーエン 2005年
BOSS的には・・・★★☆☆☆