2008.08.14

Movies

THE BOURNE ULTIMATUM 邦題:ボーン・アルティメイタム

「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」、いよいよジェイソン・ボーンシリーズの三作めにして完結編です。次第に記憶を取り戻してゆく元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンが、ついにCIA本部に帰還、謎の核心に迫ります。

ある日、イギリスの新聞に掲載されたジェイソン・ボーン。記事を書いた記者のロスに接触を図ろうとしますが、ロスはすでにCIAにマークされています。

いやーのっけから、ハンディカム見たいに画面ゆれまくり、狙ったアングルではなく、その場にいればきっと目にするであろう観客の視線移動を読みきったパーンと緊迫シーンの連続です。

「えっ?監督が、マイケル・マンに変わった?」と思いきや、そんなことはない。前作に続き、ポール・グリーングラス。もともと彼が持っていた、ドキュメントタッチの才能が最大限に開花したということでしょうか?いや、正直、マイケル・マンよりもアクション映画としてはよく出来ている。この手の映画の、ひとつのモデル、かも???

過去の記憶と戦いながらも、確実にターゲットに向かってゆくボーンと、CIA内部の確執と対立。CIAの最新電子戦対ジェイソンの素手素足の戦い。そういう対比の大きな構図の中で、アクションとドラマは、息も尽かさぬスピードで展開します。一瞬たりとも目を離せないように仕掛けられた展開は見事としか言いようがありません。はまります。

やはり、リアリティとは必然と偶然の綴れ織りでしかない。好きですネェ〜、こういう映画!フィクションを超えたフィクションです。マット・デイモンだから余計いいのかも!彼の顔に、見とれることがないですからネェ〜(笑)。

ただ、物語の性格上、女性とかには「だからどうした」映画でしかないかもしれません。3作にも分けてやるほどのことなのかと・・・。「だから男って、コドモなんだから・・・」しかもコイバナもセンチも、これっぽっちもありませんから。

エンディングは、予測されていたものの、ちょっと肩透かしの感、否めず。まあ、どうのこうの四の五の言わず、アクション映画の最新作を堪能しましょう!

出演:マット・デイモン,ジュリア・スタイルズ,ジョン・アレン,デビッド・ストラザーン
監督:ポール・グリーングラス 2006年

BOSS的には・・・★★★★

ボーン・アルティメイタム

おすすめ平均:4.5
3面白いかって?別に・・
4編集賞受賞に納得
5アクション一級品シリーズ、ボーン企画はプロデューサーの勝ち
4テロにおびえるアメリカの一面をよく描いている
4ええーー!・・・525Pですかー

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