2008.09.20

COLUMN

「環境順応性」

昨日は、嵐をついて小豆島へ。といっても、渡航には大した影響はなかったのですが。長時間、ありがとうございました。どうかよろしくお願いいたします。夕方帰社して、その後別のお得意様を訪問させていただきました。

今日は、昼前からJRマリンライナーで岡山へ。スムーズに終えて、夕方帰社だったのですが・・・。

発車の15分ほど前に駅につき、そのままホームに並びました。定刻に折り返しの列車がホームに滑り込んできて、降りる客を待って乗車。予定通り窓際の席に座ることが出来ました。ラッシュ時間よりも少し早かったのと、今日は土曜日なので平日ほど込んではいませんでした。

発車数分前に、トランクをごろごろと引っ張る若い女性が乗り込んできて、席を探しています。それを視野の隅に捉えた私は、あわてて隣の席に置いた鞄を網棚に上げました。何事もなかったように振り返ると、先ほどの女性ではなく、なんとサラリーマン風の男性が隣に座ろうとしていました。

ちょっと派手目の柄物のグレースーツに2色のロレックス。黒縁の変わったデザインのめがね、金色のカフスには焼き物が埋め込まれていました。

まあ、先に座ってるこちらとしては、隣を選ぶことが出来ない。これは、先に窓際を陣取ったものの宿命。来るものは拒めません。選択権は、「こちら、あいてますか?」と言うほうにあるのです。

しかし、しかし悲しかった。いえ、若い女性で無かったことももちろんなのですが、そのおっさん、恐らくは私よりも若いそのおっさん、実に臭いのです。

臭いと言っても、コロンの香りなら許せます。それは、腋臭と洗濯物の部屋干しの匂いを足して、2で割らずにそのままにした状態なのです。想像できますか?

何度かこのブログにも書きましたが、私は匂いに敏感、匂いにうるさい。いい香りは大好き。嫌な匂いは大嫌い。って、誰でもそうか・・・。

で、どうやら携帯で話をしているのを聞くと、同郷の人間らしい。そうなんだ、同郷なんだ!はっはっは!と、そう簡単には許せないその、鼻をつんざく強烈な悪臭。

えーっと、それにしても座席で電話、すんなよな!徳島県人!

このまま、この拷問のごとき環境に甘んじるか、それともどこか別の席に移動するか。そう思い始めた頃には、車内はほぼ満席。

さあ、どうする?このまま、無理にでも寝てしまうか・・・。

そこで思い出したのが、人間の五感のうちで、嗅覚がもっとも鈍感であるという話。逆に言えば、環境の変化に一番順応するのが匂いだそうな。

で、プレスの全くかかっていない、短めの彼のズボンを眺めながら、手で鼻の辺りを覆いながら寝ることに決め込んで・・・

そうこうしてる間にも、列車は走る、どこまでも。気がつけば、到着時刻の5分前。目覚めの頃には、嗅覚もすっかり環境に適用し・・・。

やっぱりマリンライナーは良く眠れる!もちろん、帰宅してから早速シャワーとファブリーズでした。^_^;

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